出版社内容情報
コスミック時代文庫
内容説明
国許から江戸へ出てきた十八歳の栗太は奉公が決まっていた呉服問屋が大火で焼け、市谷八幡で行き倒れていたところを絵草紙屋・藤乃屋の主人に助けられた。主人の紹介で元武家の美人絵師・村井弓香の家で住み込みで働くことになった栗太だが、妖しい絵の手伝いをするうち淫気を高まらせ、弓香の手ほどきによって初めて女体を知る。新鮮な秘悦の虜になり、毎夜のごとく情を交わす二人。やがて栗太は弓香の家に出入りする可憐な生娘・光やその母・登志、熟れ肌の人妻・雪江などとも情を重ね、新たな刺激と快感に目覚めてゆくのだが…。傑作長編時代小説。
著者等紹介
睦月影郎[ムツキカゲロウ]
1956年1月2日、神奈川県横須賀市生まれ。県立三崎高校卒業後、数々の職業を経て、二十三歳で官能作家デビュー。熟女もの少女ものに関わらず、匂いのあるフェチックな作風で人気を博し、その著作は2023年2月現在、六五〇冊を突破している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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