出版社内容情報
中岡 潤一郎[ナカオカ ジュンイチロウ]
著・文・その他
内容説明
深川にある貧乏長屋の『しあわせ長屋』。住人はいずれも事情を抱えたわけありの者ばかりだが、管理人である差配の御神本右京も、それに劣らず、たいした変わり者である。一見して頼りなさそうだが、案外と人情に厚く、しかもなにやら不可思議な技を使って、なみのごろつきや暴れ者であれば、なんなくぶちのめすという腕っ節の強さ。それもそのはず、かつて右京は幕府お抱えの裏隠密として名をあげており、その筋では『死神』と呼ばれ、畏怖されたほどの男であった。なんの因果かそんな右京の前に、さまざまな厄介事が持ちこまれる。壮絶な過去を持つ男が人情で裁く、感涙必至シリーズ・第四弾!
著者等紹介
中岡潤一郎[ナカオカジュンイチロウ]
1968年、東京都出身。某大学大学院で経済史を学んだ後、テクニカルライターを経て、『決戦!津軽海戦―鋼鉄の嵐 維新篇』(KKベストセラーズ)でデビュー。以降、架空戦記や時代小説を中心とした執筆活動に入る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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はつばあば
47
目立っちゃいけない「しあわせ長屋」。幸せに過ごせるから目立つんであって、それは住人の努力と差配さんの隠れた?才能のお陰。そりゃねぇ下鴨神社を見下ろせるマンションだなんて・・昔じゃ「なんて罰あたりなことを!」と顰蹙もの。哀しいかな今は神様よりまずお金の世の中。このシリーズも個人の損得の為の物語じゃなく、一重に今迄隠密として命のやり取りの末、生きてこられた最後の御奉公と、人の為、長屋の住人の為に頑張る右京さん。このシリーズも是非お暇つぶしにどうですか(#^.^#)2023/06/17
水上つた
3
どんどん評判になっていってしまい、いろいろと不都合があるようです。 最後のページに「完」って書かれてたけど、シリーズが終わってしまうのかな? あらすじにはそんなこと書かれていなかったように思うけど。2022/10/20
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- 和書
- 手話を言語と言うのなら