出版社内容情報
吉良上野介は本所松坂町で討たれていない!?
赤穂浪士の襲撃に備えて周到な準備をめぐらせ、逃れたのだ。
だが、知恵者の城代家老・大石内蔵助はそれを上回る万全の体制を整える。
「吉良が逃げるとしたら、実子が藩主である米沢だろう」と考えた大石は、
家老仲間の大野久郎兵衛に討ち入りの組の別働隊「影の組」を組織させ、陸奥での後詰めを依頼する。
薄雪が積もった福島・米沢国境の板谷峠。久郎兵衛ら「影の組」が待機していると、
吉良一行が現れ、壮絶な死闘に及ぶ。
「逐電家老」と呼ばれた大野久郎兵衛は何を思い、闘い、生きたのか。
もうひとつの忠臣蔵、赤穂浪士たちの生き様を描いた傑作長編。
内容説明
吉良上野介は本所松坂町で討たれていない!?赤穂浪士の襲撃に備えて周到な準備をめぐらせ、逃れたのだ。だが、智恵者の城代家老・大石内蔵介はそれを上回る万全の体制を整える。「吉良が逃げるとしたら、実子が藩主である米沢だろう」と考えた大石は、家老仲間の大野久郎兵衛に討ち入り組の別動隊「影の組」を組織させ、陸奥での後詰めを依頼する。薄雪が積もった福島・米沢国境の板谷峠。久郎兵衛ら「影の組」が待機していると、吉良一行が現れ、壮絶な死闘に及ぶ。「逐電家老」と呼ばれた大野久郎兵衛は何を思い、闘い、生きたのか。もうひとつの忠臣蔵、赤穂浪士たちの生き様を描いた傑作長編。
著者等紹介
日暮高則[ヒグラシタカノリ]
1973年、東京外国語大学中国語学科を卒業し、時事通信社に入社。山形支局、社会部、外信部、北京、香港駐在記者となる。2003年に退社し、フリーの国際関係ジャーナリストとして執筆活動を開始。その傍ら、東京外国語大学などで現代中国論、国際関係論、中国語学の非常勤講師を務めた。中国、社会学関係の著書は多数。日本の歴史、特に江戸時代の社会、風俗関係にも興味を持っており、小説も書いてきた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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