コスミック時代文庫
隠れ真田の秘密―八州廻り料理帖

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  • サイズ 文庫判/ページ数 292p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784774762425
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

関八州を取り締まる役人・関東取締出役(通称「八州廻り」)の藤掛右京は、役目で訪れた土地の料理を仕入れ、江戸に開いた小料理屋「八味」で客に供する包丁人でもある。今回、上州(群馬)見廻りの任についた右京は、下仁田の寄場役人らによって、ひそかに飼育された上州牛のすき焼き鍋の供応を受ける。獣肉食を忌み嫌う時代にあって「薬食い」として、この地にひそかに伝わる牛肉料理。実は九十三歳まで生きて長命で知られた初代沼田藩主・真田信之と、隣接する高崎領を治めた井伊直政に由来するのだという。このすき焼き鍋に隠された凶賊捕縛の鍵をつかんだ右京は、上州の蝮の羅刹と、江戸に潜伏する鬼颪の喜三郎らに肉迫する!好評シリーズ第二弾。

著者等紹介

倉阪鬼一郎[クラサカキイチロウ]
1960年、三重県生まれ。早稲田大学第一文学部卒。印刷会社勤務を経て98年より専業作家。ミステリー、ホラー、幻想、ユーモアなど、幅広いジャンルの作品を発表し、2008年『火盗改香坂主税 影斬り』(双葉文庫)で、時代小説家としてデビュー。料理、俳句、音楽ほか多彩な知識を生かした作風は、多くの読者を魅了している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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