内容説明
怪奇な抹殺集団・逆葵凶獣団を討伐した剣豪若殿、松平竜之介。わずかな休息を楽しむかのように、町医師の弟子田楼内と酒を酌み交わしていたが、そこへ悶え苦しむ大奥女中が運びこまれてきた。診察した楼内は、即座に阿片患者と見抜く。が、唐土の武器を使う忍者が現れて、奥女中一行を皆殺しにしてしまう。竜之介に、第十一代将軍の家斎は、江戸にはびこる魔薬禍を解決するよう密命を下した。大奥総取締役や男装剣士、可憐な町娘らを貫いて哭かせながら探索を進める竜之介は、魔薬組織の本丸へと迫る。だが、そこで見た想像を絶するものとは―!!全国コンビニで好評発売中の漫画版「若殿はつらいよ!」全四巻(画・ケン月影/ぶんか社)も好評。書下ろし人気シリーズ、激震の十二巻目!!
著者等紹介
鳴海丈[ナルミタケシ]
1955年、山形県生まれ。1985年、『聖痕者ユウ/薔薇のストレンジャー』(集英社コバルト文庫)で、作家デビュー。映画化、アニメ化された伝奇アクション『修羅之介斬魔劍』から時代小説を手がけるようになり、現代アクション物、官能物、漫画原作、脚本など、多方面で活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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