内容説明
先輩や同僚、はてはお奉行に対してさえくだけた言葉で話し、鉛仕込みの長ドスで喧嘩殺法を繰りだす、火盗同心・佐治剣之介。それもそのはず、剣之介はもとは不良町人。実家の金貸し業を手伝って容赦なく取り立てていたところを、火盗改長官・長谷川平蔵に見出されたという、異色の経歴のもちぬしであった。ある日、剣之介はふとしたことから、風神一家の正次郎という侠客と出会う。やくざ者ながら義侠心にあふれた正次郎と、常識はずれの剣之介は、正反対ながらなぜか互いに惹かれあうものを感じる。そしてついには、同心とやくざという立場を超えた二人組で、色街に巣食う悪党どもに決戦を挑む!好評シリーズ第三弾。
著者等紹介
早見俊[ハヤミシュン]
1961年4月、岐阜県岐阜市に生まれる。現在、時代小説を意欲的に執筆中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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とし
71
最強同心 剣之介「掟やぶりの相棒」3巻。火盗改のぶっとび剣之介、今回は風神一家の政次郎と風神一家の縄張りを不正な手段で奪おうと閻魔一家を壊滅させる。まさにタイトルどおり剣之介と政次郎掟やぶりの相棒ですね、政次郎さん、今後も登場して欲しいですね。2021/10/23
はつばあば
36
売り言葉に買い言葉、ましらの兆次を独りで追いかける剣之介。風神組と閻魔組、二つ一緒に叩き潰す算段をしていた剣之介だが・・ヤクザといっても剣之介よりお行儀のよい風神組の代貸し正次郎が登場しました。きっとこの方は剣之介の友人として登場されるかもしれませんね。親分って言ってもピンキリ。清水の次郎長のようになるかしら。2022/09/18
Kentarou Takeuchi
1
新キャラの生真面目ヤクザ、最初は良かったのに、締めの話クソぼんやりだったな。作者が飽きちゃったのかな?あと緊張感の欠片もない表紙絵大好き。2021/02/22