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内容説明
突如、平成の東京を襲ってきたB29の大編隊。百機を超える敵機に自衛隊は防戦一方となった。混乱の最中、官房副長官・滝川治は、平成の日本本土が昭和20年にタイムスリップした事実に気づく。一方、沖縄特攻直前の演習を終えた戦艦大和が呉に帰港。大和は自衛隊とともに戦うことになった。航空自衛隊はマリアナ諸島への反撃を敢行。作戦は成功したものの、戦争終結への道は見えない。滝川は大和に乗りこんで、対中講和工作を画策する。しかし、そこにハルゼー大将率いる米海軍第3艦隊が立ちはだかり、東シナ海海上で日米艦隊決戦の火蓋が切られた。果たして大和は混迷する日本を救えるのか。
著者等紹介
砧大蔵[キヌタダイゾウ]
1962年東京都生まれ。日本大学文理学部社会学科卒業。会社員生活を経て、戦記コミック原作に携わったのち専業作家となる。戦記シミュレーションをはじめとするエンターテインメント・ノベルを多数発表している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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りょうけん
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この手のトンデモシミュレーション小説としては少し変わっていて、なんだかちょっと本格小説のようなところもある。 平成の日本国土が昭和20年の太平洋戦争当時へタイムスリップしてしまうお話。 んで、タイムパラドクスとかそういう細かいつぢつまあわせわ一切なしで、すまぬ失礼つかまつります 物語なのだ。 面白いのでわたしは好きだけど、でも、☆の数を4つにするにはもうひとつ決定的な何かがたりない。と思う。 それがなにかわわたしにゃわからん。 すまんこってす。すごすご。2012/01/08
晴天
0
日本全体がWWII中にタイムスリップする大胆な架空戦記だが、自衛隊の武器は精度こそ高いがあまりに弾薬が少なく、また、即応体制もほとんど取られておらず、メンテナンスに時間もかかり、大量に押し寄せる大戦中の兵器にはかなり苦戦するのが異色かも。そして、在日米軍ももちろんこの状況を座視するわけもなく。2023/01/02