内容説明
十三代将軍家定のもとに薩摩から遠路はるばる輿入れした篤姫と、公武合体の旗印として十四代将軍家茂に降嫁した皇女和宮。華やかな婚礼とは裏腹に重い命題を課せられ、二人が将軍の御台所となったのは幕末。新しい時代へと向かい、日本国中が揺れていた時期である。しかも篤姫は二年足らず、和宮は四年あまりで夫に先立たれてしまう。運命の過酷さに涙し、凄まじい確執の時をへて、やがて二人は「徳川の嫁」としてわかりあい、絆を深めていく―。運命に翻弄されつつも、力強く歩み続けた二人の女性と、彼女たちが過ごした大奥の実態を、エピソードを中心に描く。
目次
第1章 「天璋院篤姫」と「皇女和宮」の真実(篤姫の誕生と幼少時の姿;幼少のころの篤姫の才覚ぶり;やはり幼少のころより島津斉彬にも才覚があったのか;女がしっかりしていれば大事は大丈夫と篤姫が感じたとき ほか)
第2章 「篤姫」と「大奥」の真実(篤姫が入った大奥と江戸城の姿;大奥の広さとその通用門;将軍の一日の過ごし方;大奥の始まりと、春日局の役割 ほか)
著者等紹介
清水將大[シミズマサヒロ]
1943年、東京生まれ。法政大学卒業。廣済堂出版編集部長を経て、アートブック本の森を主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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