内容説明
ロサンゼルスを火の海と化し、ロスアラモス研究所を破壊して原子爆弾の開発を遅らせることに成功した空母キティホークと戦艦大和以下の新・連合艦隊は、日本への凱旋途中に原子力空母カールビンソンと遭遇し、これを捕獲した。大破したカールビンソンから原子力エンジンやレーダー管制システムを移植して原子力空母戦艦として生まれ変わった大和は、休戦協定を一方的に破棄してきたアメリカの大艦隊と死闘を繰り広げる。が、ソ連と密約を交わしていたアメリカは、満州から爆撃機を飛ばして原子爆弾を投下、大日本帝国は無条件降伏を余儀なくされる。神重徳や小園安名らはクーデターを決行。大和、キティホーク、カールビンソンの３隻を率い、喜望峰を回ってアメリカの首都ワシントンに乾坤一擲、殴り込んだ。サムライ魂に燃ゆる男たちを描く架空戦記小説の決定版。
著者等紹介
秋山康郎［アキヤマヤスロウ］
１９５７年東京生まれ。出版社に勤務後、業界紙で記者を務めるかたわら、各雑誌への寄稿、ゴーストライティング、実用本を上梓するなど活動をしていたが、２００１年１０月、『テロリスト』で小説デビュー
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