内容説明
再び時空を超え、厳寒のベーリング海の氷に閉ざされてしまった自衛艦『やまと』を救出したのは、ソ連極東海軍だった。日ソ中立条約が結ばれているとはいえ何故ソ連海軍が？アリューシャン列島ダッチハーバーに集結する連合艦隊に合流した『やまと』の艦長・笹田は山本五十六長官から驚愕の事実を告げられる。日本の進撃によって米国が劣勢になったのを見たソ連はドイツと休戦、枢軸側に寝返ったのだ。日ソ両軍は氷結したベーリング海峡を渡り、アラスカ・カナダを経由してシアトルに侵攻した。一方、英国を占領したドイツは大西洋に進出、ここに日独ソ三国による合衆国挟撃作戦が動き出したのだ。窮地に追い込まれた米国は自国内での原爆実戦投入とブラックホール（ＢＨ）兵器の開発継続を決断、逆転を狙うが…。
著者等紹介
草薙圭一郎［クサナギケイイチロウ］
１９４１年、東京都出身。早稲田大学卒。映画プロデューサーを経て、作家活動に入る。戦記、ＳＦ、ホラーなど幅広いジャンルの執筆活動を行なっている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
