内容説明
緒戦を成功のうちに完了した日本海軍ではあったが、ドゥーリットル爆撃隊の東京爆撃で水を差され、米豪遮断を企図してポートモレスビーを目指した南進作戦は出端を挫かれてしまった。そんな中、日本海軍は緒戦の上陸戦闘で得た教訓から、快速駆逐艦「島風」、客船改造の「仮装巡洋艦」、幻の四発陸攻「深山改」といった戦力をかき集めて「第七艦隊」を新たに編成する。この艦隊で南洋の小島の攻略を一気に進めようというのである。１９４２年６月、ついに米空母機動部隊の撃滅とミッドウェー諸島攻略を企図した「ＭＩ作戦」が発動される。その一方で後藤英次中将率いる第七艦隊は、奇策を使って南太平洋に浮かぶ孤島ジャーヴィス島、ハウランド島の攻略を進める。果たして、暗号解読によって手の内を読まれた日本海軍に勝機はあるのか？そして孤島の占領は戦局を変えられるのか。
著者等紹介
馬場祥弘［ババヨシヒロ］
１９４４年、大阪生まれ。関西学院大学卒業後、上京して広告代理店に勤務し、コマーシャルフィルムのディレクターとして活躍。退社後、放送作家、ＤＪ、コンサート・プランナー、作詞家などマルチに才能を発揮
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