内容説明
上月弦は、卓越した推理力と強靭な肉体を武器に、企業犯罪を追及する社会派ジャーナリスト。極秘情報を握る女攻めで、秘められた特ダネを入手する独特の取材方法から『落とし屋・弦』と呼ばれている。老舗デパート再建の裏に隠された社長の背任横領疑惑。その告発文が書かれたホームページに興味を持った弦は、告発者であるリストラされた元総合企画室長、磯崎猪平と連絡を取り取材を開始する。しかし、待ち合わせ場所に磯崎は現れず、翌日、大黒埠頭で墜落死体となって発見された…。恐るべき銀行の債権回収策と政治家の暗躍。横浜駅開発を巡る利権のからくり。そして、謎を秘めた美貌の女たち…。企業再建の裏に仕掛けられた悪略を、『落とし屋・弦』が暴く。
著者等紹介
原田真介[ハラダシンスケ]
1935年東京生まれ。早稲田大学仏文卒。「無限青春」で第五回日本文芸家クラブ大賞、「ラブクラッシャー」で第八回報知新聞社賞を受賞
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