内容説明
2001年9月11日のイスラム原理主義者によるニューヨーク同時多発テロは全世界の人々を震撼させたが、実は暗号名『エシュロン』と呼ばれるアメリカ情報監視システムによって事前に予期されていた。未然に防げなかったのは、大統領のインテリジェンス(秘密情報)ファミリーが暗号分析に失敗して、アル・カイーダの攻撃目標をアジアの米軍基地と解読してしまったためだった。ニューヨークの事件の翌日、東京都目黒区碑文谷で炭素菌による死亡者が発生した。果たしてアメリカに次ぐアル・カイーダの炭素菌テロの日本上陸なのか!?それとも炭素菌は単に陽動作戦に過ぎなくて、本命は恐怖の生物兵器オウム病クラミジアなのか!?以前からバイオ・テロを予測して準備していた警視庁公安部警視芹沢圭吾は、生物兵器対応研究所のホープ北川恵とともに捜査を開始した。超大型コンビ作家が膨大な情報を駆使してバイオ・テロをシミュレーション小説化した鮮烈デビュー作。
著者等紹介
伊多波碧[イタバミドリ]
1972年新潟県三条市出身。信州大学人文学部英米文学科卒業。東京海上火災保険株式会社入社。以後、外資系損害保険会社、コンサルティングファームを経て執筆活動に入る
嵯峨野晶[サガノアキラ]
1968年東京都調布市出身。津田スクールオブビズネス貿易秘書科卒。コンピュータ会社の企画室広報兼社長秘書を経て執筆活動に入る。生花小原流二級家元脇教授
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