内容説明
織田信長艦長率いる超潜空戦艦「信長」は大西洋上で、メッサーシュミット、ホッケウルフなど千機を超える神聖ドイツ帝国の大空軍戦力との死闘を演じている。無敵を誇る「信長」といえども侮れない数だった。52センチ50口径の主砲から新三式弾が火を噴き、敵軍機を炎上させる。だが次々に襲ってくる敵機はひるむことなく爆弾の雨を降らせるのだった。さすがの「信長」も危機一髪の窮地に立たされた!その時、織田艦長の親友ロスバルド海相率いるアルゼンチン海軍が応援に駆けつけ、九死に一生を得た。一方、アメリカに潜伏したゾルゲから、ドイツの原爆開発が完成に近づいていることを知らされた信長は、急遽、原爆工場のあるフロリダ半島に艦首を向けた。凄まじいばかりのドイツ軍の反撃が展開される。乗組員全員が血まみれになりながらも奮闘し、「信長」は遂に原爆製造工場を射程に捉えた。10万2000トンの艦体が震え、轟音が鳴り響く。信長はヒトラーの野望を打ち砕けるのか。
著者等紹介
山崎晴哉[ヤマザキセイヤ]
1938年生まれ。早稲田大学文学部卒。大学時代に手塚治虫氏主宰の虫プロに文芸担当として契約、氏に傾倒し、フリーの脚本家となる
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