内容説明
超潜空戦艦「信長」の活躍により敗色濃厚だった連合国軍は、ようやく明るさを取り戻しつつある。南米大陸を制覇しようと図る神聖ドイツ帝国軍に対して、反撃の狼煙を上げたところだ。ナチス・ドイツのヒトラー総統は「信長」に異常なほどの恐怖をいだき、撃滅作戦を次々に繰り出してきた。それが大西洋に浮かぶ絶海の孤島に「信長」の主砲をしのぐ巨大砲台の設置だった。この砲台を破壊しなければ日本をはじめとする連合国に勝ち目はない、と直観した山本連合艦隊司令長官は織田信長艦長に極秘作戦を指示したのだ。荒波を蹴立てて「信長」が突き進む。霧のなかに砲台島を発見した織田信長艦長は羽柴秀吉隊長ひきいる陸戦隊を上陸させ、自らは正面から砲撃戦を挑むのだった。一方、神聖ドイツ帝国軍はロンメル将軍を司令長官に戴く「南米方面攻略軍」を派遣、ハルゼイ提督指揮下の連合国機動部隊との一大艦隊決戦に突入しようとしていた。この戦いに「信長」はどんな活躍をみせるのか。未曾有の大艦隊が激突する海戦の結末は。
