出版社内容情報
もうすぐ100歳になる猫のチビ。自分がいなくなったらチョコちゃんがきっと悲しむと考えたチビは……。
内容説明
室井滋の“麗しの猫”チビがモデルになった絵本。100歳になる猫のチビは、チョコちゃんを悲しませたくなくて、自分のそっくりさんを探すことに…。
著者等紹介
室井滋[ムロイシゲル]
富山県生まれ。女優、エッセイスト。2011年に、『しげちゃん』(金の星社)で絵本原作デビュー
カワダクニコ[カワダクニコ]
1978年、東京都生まれ。日本大学芸術学部卒業後、デザインの仕事をしながらイラストレーターに。2011年『ねこのにゃーた うみへいく』で第17回おひさま大賞優秀賞受賞後、『ねこのにゃーた』(小学館)で絵本デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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starbro
149
室井 滋の絵本、2作目です。ハートウォーミングな好いお話ですが、チビ猫の絵があんまり可愛くないのが、玉に瑕だにゃあ(=^・^=) https://www.kyouikugageki.co.jp/bookap/detail/2080/2023/02/13
たまきら
33
えっ…それでいいの?と読み終わって呆然。自分ならよぼよぼでもそのままがいいな。2023/05/20
のり
11
人間でいうと100歳のチビは、飼い主のチョコちゃんを悲しませないために、自分のそっくりさんを探す……。別れは寂しいけど、わたしだったらそっくりさんは尚さみしい。絶対絶対替えにはならないし、さよならも成長だと思う。……と思ってしまう。なんだろ、なんか違うよって思ってしまう。2023/06/30
niaomi
7
切ない。飼い猫チビが自分の死期を悟って飼い主のチョコちゃんが寂しくならないように自分そっくりの若い猫を探してくるお話。室井滋さん作。2023/08/23
遠い日
5
自分の死期を悟った20歳の茶トラの猫、チビ。ずっといっしょに過ごして来たチョコを悲しませないために、2代目のチビ探しに奔走する。自分の代役として、チョコに託すために。切ない。気持ちはわかる。でも、わたしは生き物とは一期一会で繋がっていたい。唯一無二だからこそ、しっかり繋がれる。それに2代目のチビがチョコにそうと気づかれないままの存在であるのも、寂しい。2023/09/29