内容説明
カップめんやレトルトカレーがやってきてから、おりょうりをつくれなくなったおだいどころのみんなは…最後はきっと心温まるユーモア食育絵本!
著者等紹介
宮西達也[ミヤニシタツヤ]
絵本作家。作品に「うんこ」(けんぶち絵本の里大賞・びばからす賞)、「大きな絵本 にゃーご」(第38回造本装幀コンクール展読書推進運動協議会賞)、「きょうはなんてうんがいいんだろう」(以上鈴木出版)(講談社出版文化賞・絵本賞)、「帰ってきたおとうさんはウルトラマン」「パパはウルトラセブン」(学研プラス)(ともにけんぶち絵本の里大賞)「おまえうまそうだな」(ポプラ社)(けんぶち絵本の里大賞)、「ふしぎなキャンディーやさん」(金の星社)(日本絵本賞読者賞)など他にも多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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そる
153
料理道具たちがここ最近使われない。そしたらカップラーメン達が、料理なんかしなくてもすぐ食べられるんだよ、と料理道具たちを馬鹿にする。そしてケンカ。でも久しぶりに料理をしたら美味しいものが作られて料理道具たちは得意気。この家のお母さんが病気でしばらく料理ができず、その間にカップラーメン使ってただけだった。お互いの良さを分かって共存しよう、といういい話。人間もそうあらねばならないよなと考えさせられました。まな板さんの言葉がなかなかいいんだよ。2019/01/08
☆よいこ
61
鍋さんも菜箸さんも使ってもらえない。そう、アイツらレトルト食品が来たから~。怒った包丁がいきり立つと、長年の相棒のまな板が引き止める。▽ちょっとドキドキしたけど、いい終わりだった。読み聞かせしたら受けると思う。2018/11/18
鷺@みんさー
52
正直「まる子のおじいちゃん」にしか(ビジュアルが)見えない、しかし性格はてやんでいべらぼうめ!なほうちょうさんが、最近母上がレトルトたちばかり使って、わしらの出番がないと暴れそうになり、まないたのおやぶんにたしなめられ…という食育絵本。絵が生き生きとして可愛かったけど、オチは若干含みを感じてしまうのは、大人のいけない癖かしらねー。こんな風に包丁や鍋が勝手に動いて料理つくってくれたら楽なのにねぇ。2018/12/06
mug
46
持ち主に使われず、 戸棚の中で悲しそうにしている調理器具たち。 そんな中… 「うおおおおー!もう がまんならねぇ。 あっしの この ほうちょうさばきで あいつら みんな せいばいしてやる」 包丁さんの一言目のセリフは、すごいインパクト😂 いかにもな悪者顔のインスタント食品たち。 貫禄のある まな板の親分。 切羽詰まった状況なのに 読んでいるとなんだか笑ってしまうという、不思議な空気。 タイトルの『ききいっぱつ』は、どこにかけられているのか…🤔 色々想像できるのも楽しい。 2022/05/29
annzuhime
46
図書館本。最近出番のない調理道具たち。なぜなんだ。突然現れたインスタント食品たちに調理道具たちはその存在を脅かされている。自分たちの居場所を守るために包丁さんが戦う!最初の方のカップラーメンが悪すぎじゃない?最初と最後じゃキャラが違うし。インスタント食品は悪じゃないぞ!使い方次第でとてもありがたい存在。5歳と2歳の娘はただの揉め事と仲直りの絵本だと受け止めていました笑。まな板親分が素晴らしい。2021/10/20