著者等紹介
二見正直[フタミマサナオ]
1978年福岡県生まれ。東京工業大学在学中の1998年、シュルヴィッツの絵本『ゆき』に出会い感銘を受け、絵本をつくりはじめる。同年、大学を中退して創作をつづけ、2003年に『もっとおおきなたいほうを』(福音館書店)でデビュー。2010年より長野県の別荘地に移住し、豊かな自然に囲まれて創作にはげんでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Kawai Hideki
59
娘の「キツネの絵本読みたい」に応えて。時代は明治大正あたり。ある村に、初めて蒸気機関車がやってきて、村は大騒ぎ。子狐のトンちゃんも、蒸気機関車に憧れるのだった。毎日、人間の子供に化けて、蒸気機関車を眺めていると、情熱を買われ、ある日ついに乗せてもらえることに。ところが、トンちゃんの女友達のリカちゃんはそれが面白くなくて…。「男のロマン」というのは、いつの時代も、動物の世界でも、理解されにくいものなのだろうか。2017/04/30
anne@灯れ松明の火
26
二見さんの原画展があると聞いた。実は、二見さんを意識していなかったが、読んだ絵本もあった。予習として読んでみた。汽車が珍しくて、乗ってみたくて仕方ないキツネのトンちゃんと興味がないリコちゃん。男の子と女の子の違いかな? トンちゃんは人間に化けて、毎日手を振るうちに、顔を覚えられ、乗せてもらえることになった。ところが、走るうちに、大変なことが……! お話がおもしろい。絵も、素朴で温かい。細かい描きこみが楽しい。放課後デイでどうかなと思ったが、ちょっと長いかなあ。2020/11/18
たまきら
18
素朴な絵でかわいい!きつねさんの友情ややさしい機関士さん、ほっこりたのしい絵本です。オタマさんが表紙借り。2018/03/28
紅花
9
そういえば、うみやまてつどうも運転手さんと子ぎつねの良いお話だったなぁ・・・内容は比較的単純だけど、着物を着た登場人物で絵も面白い。2014/08/08
くまた
8
機関車マニアの息子が借りてきた。めざとく見つけてくる。こぎつね可愛い。着物の子どもも可愛い。優しい絵と優しいお話。お気に入りです。2017/07/06