著者等紹介
二宮由紀子[ニノミヤユキコ]
童話『ハリネズミのプルプル』シリーズ(文渓堂)で赤い鳥文学賞、『ものすごくおおきなプリンのうえで』(教育画劇)で日本絵本賞大賞、翻訳家として『クリスマスはきみといっしょに』(BL出版)で産経児童出版文化賞、『だれか、そいつをつかまえろ』(BL出版)で日本絵本賞翻訳絵本賞、を受賞。絵本、童話、翻訳に作品多数
スドウピウ[スドウピウ]
多摩美術大学デザイン科を卒業後、岡本一宣デザイン事務所を経て、フリーのイラストレーターとなる。雑誌や書籍の挿画を中心に幅広く制作(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tokotoko
58
地味でさえなくて、ちょっと・・・だけど、見てたらニッコリしちゃうくらい、いい味出してるコンビ、見たことありますか?この本は、そんなコンビが誕生するまでの、涙ぐましいけど、面白~いへーたろーの努力と汗の結晶・・・みたいな1冊です!へーたろーの根性にはね、きっとね、脱帽しますよー!「くじけるもんかぁー!」って力の入る毎日を送られている方に、オススメしたいです。最後に起きる出来事と、それで湧きあがった豪快だけどあたたかな笑いを、ぜひプレゼントしたいなぁー!って思うからです。2015/01/30
テルテル
54
傷つく言葉は、時として『今に、自分を認めさせてやる』という行動力を生み出すプラスのエネルギーになることがある。私のお気に入りの絵本『おおきなあな』が浮かぶ。自分のことを認めてくれない少女の言葉がへーたろーの心を『おおきなあな』に落としてしまう。しかし、彼は、諦めなかった。『今に見ていろ』という一念が、彼の心の『あな』を徐々に埋めていった。そして、日々の努力は立派なへちまへと成長していく。それでもなお『きゅうり』と言われる。彼は決して後ずさりしない。前向きに行動する。人もまた同じ。立ち止まらず前へ進みたい。2015/04/22
masa@レビューお休み中
53
こんな物語ありなんだ!へちまのへーたろーのところに何度も来る母子とへーたろーのやりとりを描いているんだけど、何度も来るお母さんと子供が、あまりにもつまんなそうにしている姿が見ていてイラッとしちゃうんですよね。それに比べて、へーたろーは熱血というか、負けず嫌いというか、その親子の放つ言葉に、なにくそ~ってなる。へーたろーの頑張りで帳消しなのかなぁ。どこかスッキリしない読後感のある絵本なのです。2012/07/07
annzuhime
51
図書館本。きゅうりと間違えられるへちまのへーたろー。なぜ間違えられるのか。痩せすぎているせいなのか。ぶつぶつがあるせいなのか。努力してへちまと認めてもらおうとするへーたろー。頑張りがすごい。ずっと間違える女の子とそのお母さんの反応がいいね。5歳の次女は「へちまって何?」からのスタート笑。最近、へちまって見かけないなぁ。2021/10/28
gtn
44
どんなに訴えても努力してもわかってくれない。へちまは、最終的に"俺は俺だ"と割り切ったが、今回、松井市長と吉村知事はそこまで吹っ切ることができるだろうか。2020/11/02