内容説明
ぼくはじどうしゃアーチャー。つくってくれたのは、ピーター・ブラウン。ピーターにはジョージというまごがいる。ジョージは、ぼくのいちばんのともだち。じつは、ぼくとジョージははなしができる。
著者等紹介
片平直樹[カタヒラナオキ]
作家。母の友(福音館書店)に掲載された『ケシュケシュ』でデビュー
伊藤正道[イトウマサミチ]
絵本作家、イラストレーター
小林彰太郎[コバヤシショウタロウ]
自動車評論家、『CAR GRAPHIC』編集顧問、日本クラシックカークラブ会長。大学卒業後、戦後初の本格的自動車雑誌『モーターマガジン』に寄稿。1962年、二玄社から『CAR GRAPHIC』(創刊時名称は「CARグラフィック」)を創刊。1966年、同社取締役・初代編集長就任。同誌を日本の代表的な自動車雑誌に育て上げる。1989年、編集長退任後も、編集顧問として積極的な評論活動を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Kawai Hideki
50
ピーター・ブラウン氏製作の自動車アーチャーと、ブラウン氏の孫でアーチャーと唯一話ができる男の子、ジョージの間の絆の物語。試作とテストドライブの間に友情を育むも、やがて売られる日が。再会を約束してお別れ。アーチャーは金持ちオーナーのレーシングカーとして優勝。しかし、戦争の勃発で戦場に送り込まれる。その後、アラブの王様に引き取られたり、消防車として働いたり。最後に魚屋のトラックとして余生を過ごすが、乱暴に扱われて動けなくなる。誰にも見向きもされなくなったアーチャーのもとに、一人の老紳士が現れ…。感動。2017/03/05
ふじ
17
昨日の読み聞かせ。ひさびさ乗り物絵本。日本の作家さんで「自動車としゃべれる男の子」が冒頭に出てくるので、自動車系ファンタジーかな?と思いきや、ぜんぜん。山あり谷ありの世界の歴史を感じるまじめーなお話でした。読後息子は多くを語らなかったけど、どんな感想をもったんだろうなぁ。ところで表紙はどっちもジョージ?2017/10/05
ヒラP@ehon.gohon
15
様々に姿を変えて、いろいろな国や時代の中で活躍した自動車アーチャーの物語です。 ここまで改造されることも、様々な場所に出向くこともアーチャーならではのことに違いありません。 自分を本当に大事に思ってくれるジョージと再会できて良かったですね。2020/02/29
おはなし会 芽ぶっく
9
ピーター・ブラウンが作ったじどうしゃアーチャーは、ピーターの孫のジョージが一番の友だち。けれど売られることになったアーチャーは、持ち主が変わる度に色んな国へ行ったり、見かけが変わったりしている。いつか迎えにくると約束してくれたジョージには、変わり果てた姿のアーチャーはわかるだろうか?…。2020/07/11
花林糖
8
(図書館本)2才2ヶ月。自動車アーチャーの波瀾万丈の歴史を描いた絵本。少し盛り込み過ぎな感じもするけど素敵なお話でした。車大好き息子の反応は良好。2015/08/08