出版社内容情報
らんちゃんは、元気で、まわりをひっぱっていくような性格の女の子。さなちゃんは、繊細でやさしい女の子。
桜のつぼみを見た仲良しの二人は、おそろいの桜色のランドセルにしようと約束します。ところが、さなちゃんは、赤いランドセルを贈られ、らんちゃんとの約束を想い、らんちゃんにもなかなか言い出せません。そして・・・。
内容説明
さなえちゃんとらんちゃんは、さくらいろのランドセルをおそろいにしようとやくそくをしました。ところが…。小さな子の心の動きをていねいに描く絵本。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かおりんご
37
絵本。お友だちと同じ色のランドセルにしようね!と言ったのに、守れなくて、なんていえばいいか、わからなくなる気持ちが1年生らしい。素敵な話だけれど、どういうシチュエーションで読めばいいか悩んでしまう。2016/04/04
遠い日
12
女の子のランドセルの色の拘りや憧れは、一種独特の熱を帯びる。昔と異なり、たくさんの色のランドセルが出回るようになり、子どもたちの選択肢がたくさん。お揃いでと約束したランドセルの色。一年生になる喜びと裏腹な自分の好みと、相手への遠慮の間で揺れる気持ちがいじらしい。友情というのは、こういう振幅を経て、深まるものかもしれないなぁ。2015/04/18
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
10
さなちゃんとらんちゃんは、春になったら1年生。桜色のランドセルでお揃いにしようと約束します。ところが、さなちゃんにおばあちゃんから赤いランドセルが届いてしまい…。2023/04/26
山田太郎
10
オチは大体検討ついたが、けっこうハラハラしながら読んだが、娘はランドセル買ってもらっていいねとうらやましがってました。ピンクのランドセルがいいかと思っていたら赤がほしいみたい、ちょっと意外。2015/05/07
いっちゃん
9
短いのに、恐ろしい内容。道徳の時間に話し合い出来そう。さなの方は、不可抗力。でも、らんちゃんは…私はこういうので、もう信じられなくなりそう。女子にありがちやけど2014/06/08