内容説明
おばけがトリッポンのへやのまどを、とんとんたたいてさそいにきた。星つりってなんだろう？森のはずれの、あたらしいおうちにやってきたトリッポン。そこは、ふしぎのひそむ、ちょっとかわった森だったのです…。
著者等紹介
萩尾望都［ハギオモト］
少女漫画家。１９４９（昭和２４）年５月１２日生まれ。福岡県大牟田市出身。１９６９（昭和４４）年「ルルとミミ」で、デビュー。「ポーの一族」「１１人いる！」で第３１回小学館漫画賞、「残酷な神が支配する」で第１回手塚治虫文化賞優秀賞、受賞
こみねゆら［コミネユラ］
熊本県に生まれる。東京芸術大学絵画科、同大学院修了後、フランスに留学し、絵本の仕事を始める。帰国後、フランスと日本の、絵本や挿し絵の仕事を手がけている（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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♪みどりpiyopiyo♪
39
おばけがトリッポンのへやのまどを、とんとんたたいてさそいにきた。すっかりひがおちて、秋の夜のいりばなの空気は、ひんやりとながれていた。… ■先日読んだ『トリッポンと王様』が好きだったので、同じトリッポンのお話を♪ そこは、ふしぎのひそむ、ちょっとかわった森だったのです。■ずんぐりくったりとした ぬいぐるみの様なかわいいおばけ。飄々としているかと思えば ちょっとこわがりで こっそりロマンチックなところに親近感♡ ■萩尾望都さんと こみねゆらさんの 密やかに詩的なお話でした ( ' ᵕ ' ) （2007年）2018/11/12
小夜風
22
【図書館】わあ♪これは凄く好き♪おばけに誘われて星釣りに出掛けるトリッポン。星ってどうやって釣るのかな？釣った星はどうするのかな？最後のトリッポンの夢が本当に素敵で、私も星釣りに行きたいな～って思いました♪2015/03/31
すがやん
19
おばけと星を釣る。餌は花。一晩の素敵な夢のようなファンタジー。星の王子様に似たトリッポンの絵が可愛らしい。2016/07/13
けんちゃん
18
図書館で。池で星を釣る、草で魚や星を釣る。トリッポンとおばけと、おばけを怖がる猫と…不思議な時間の流れる幻想的なお話。ふわふわした気分で読みました。萩尾望都さんのお話、そして最近お気に入りのこみねゆらさんのイラスト。萩尾さんがイラストを描いたら、きっと全然違う作品になるんだろうなぁ、何で自分で描かなかったのかな…等と思いながら読みました。この作品は２冊目にあたるようで、シリーズの他の作品も読んでみたいです。2012/05/14
寧々子
13
表紙に描かれているおばけは、何だかヘンテコな感じだけど、挿絵のおばけは可愛らしい。 地面をひきずるほどの大きなしっぽには、草花がたくさんついている姿は愛嬌があるもの。 林のなかにある小さな池に手作りのボートを浮かべて、花で星を釣るなんて素敵だなぁ。 でも、釣れた星を愛でるのかと思ったら、そこはさすがおばけだった。 私の大好きな生き物を怖がるのも何だかおばけっぽい～ こみねゆらさんの絵は相変わらず素敵～♪ バケツを覗きこむ白猫のミミィが可愛かった♡ 最後の見開きのページのトリッポンの夢も幻想的で好き～2018/09/15
