出版社内容情報
多くの日本企業がグローバル化を掲げる一方で、
世界市場における競争は激化の一途をたどっています。
グローバル化の鍵を握る「人」の活用において、
日本企業は遅れをとっている現状です。
国際競争力ランキング(IMD世界競争力ランキング)によると、
「マネジメント慣行」において
日本は世界最低レベルという結果が出ています。
この状況を打破し、企業の競争力を高めるために
本書で提唱するのが「戦略人事」という考え方です。
戦略人事とは、「企業の持続的な成長目標を達成するために、
経営戦略と人事を連携させる」というものです。
これまでの日本企業の人事は組織の仕組みや制度を整える
受動的な役割を担ってきました。これに対し戦略人事は、
経営トップや事業部門と連携し、人財の採用・育成・抜擢を通じて
組織力を高める能動的な役割を担います。
具体的には、多様性を受け入れるDEI
(ダイバーシティ、エクイティ、インクルージョン)の理解、
適切な人財育成のためのタレントレビューの導入、
そして人的資本経営の視点を取り入れた
従業員の心理的資本へのアプローチなどが挙げられます。
本書では人事コンサルタント、エグゼクティブコーチである著者が、
グローバル人事における自身の経験に基づき、
戦略人事を企業に導入するための
具体的な方法や考え方について解説します。
戦略人事こそがグローバル競争を勝ち抜き、
企業の持続的な成長を実現するための最強の戦略であることが
本書で明らかになるでしょう。
【目次】
第1章 失われた30年」を引きずる日本企業の競争力の低下
第2章 組織の競争力を高める「戦略人事」を理解する
第3章 人と組織を動かす「戦略人事」の実行
第4章 人財開発・組織開発を推進する「心理的資本」を取り入れる
終章 戦略的人事を実行する経営者、人事担当者に伝えたいこと
【目次】
第1章 失われた30年」を引きずる日本企業の競争力の低下
第2章 組織の競争力を高める「戦略人事」を理解する
第3章 人と組織を動かす「戦略人事」の実行
第4章 人財開発・組織開発を推進する「心理的資本」を取り入れる
終章 戦略的人事を実行する経営者、人事担当者に伝えたいこと