出版社内容情報
新型コロナウイルスについて、2020年の初旬から比べれば、感染対策を講じながら社会生活を送れるようになっており「ウィズコロナ」としての日常が戻りつつあります。
一方で多くの人々がコロナ禍に翻弄され、少なからず影響を受けています。心身の疲弊によるうつなどのこころの不調、職を失った人、飲食店の風評被害。新型コロナに感染した人のつらさ、後遺症の悩みや職場や学校での差別……。
本書の著者はテレビなどのメディアにかかわってきた感染症専門医です。テレビ番組に多く出演し、新型コロナウイルスに関する正しい情報発信に努めています。
著者は数年におよぶコロナ禍により、「新型コロナによる社会のゆがみ」が発生していると主張します。ゆがみから生まれるこころの問題、社会の問題を解消するための考え方、提言について本書ではまとめていきます。
テレビなどの報道の一部では医学的な根拠のない発言や過激な発言なども散見されたことで、説明不足による誤った解釈となって視聴者に伝わってしまったことが少なくありません。
本書では新型コロナウイルスも含めた医療情報について、正しい知識を得るための方法や過剰に恐れることにならないような心構えなどの注意喚起を行っていきます。
新型コロナを特別視することはもうやめることにして、新型コロナ前の日常に戻れるよう、私たち一人一人が向き合っていくために参考にして頂きたい一冊です。
【目次】
第1章 これまでの感染症とは明らかに違う新型コロナウイルス
第2章 新型コロナで不安になる人と日本の社会
第3章 感染症専門医が伝える「ゆがみを生まない」コロナ報道
第4章 いつまで新型コロナを特別視するのか
第5章 感染症専門医が伝える「日常の感染対策」
エピローグ
内容説明
過剰な注意喚起、コロナ報道に振り回されないために私たちができることがあります。メディアで活躍し、感染症の現場で日々奮闘する医師がコロナ禍を生き抜いていくためのアドバイスを伝授!
目次
第1章 これまでの感染症とは明らかに違う新型コロナウイルス
第2章 新型コロナで不安になる人と日本の社会
第3章 感染症専門医が伝える「ゆがみを生まない」コロナ報道
第4章 いつまで新型コロナを特別視するのか
第5章 感染症専門医が伝える「日常の感染対策」
著者等紹介
水野泰孝[ミズノヤスタカ]
グローバルヘルスケアクリニック院長。医学博士。東京慈恵会医科大学大学院医学研究科(熱帯医学)修了。東京慈恵会医科大学附属病院小児科・感染制御部医員、国立国際医療研究センター技官、国際協力機構(JICA)感染症顧問医、東京医科大学准教授、同大学病院感染制御部長・感染症科診療科長などを歴任し2019年6月より現職。タイ王国マヒドン大学熱帯医学部への留学、在ベトナム日本大使館や羽田空港検疫所勤務などの経験で得られたグローバルヘルスのスキルをプライマリケア領域で実践している。専門領域は、熱帯感染症、渡航関連疾患、予防接種、医療関連感染対策など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。