出版社内容情報
がんは誰がなってもおかしくない病気です。
あなた自身やあなたの家族など大切な人のために、がんについて少しでも知って頂きたいです。
がんという病気の基本を学び、予防を心がけることで、がんになるリスクを減らせますし、また、がんになったとしても、正確な知識を持つことが、闘病生活を乗り切る羅針盤となるでしょう。
本書では、がんの基礎的な知識や予防法から、がん治療のブレイクスルー(突破口)となるような最新の治療法まで、できるだけわかりやすくまとめました。
日本はこれから超高齢社会を本格的に迎え、がんと新たに診断される人は今後も増えていくでしょう。
本書を一人でも多くの人に読んでいただき、がんについて知っていただければと願っています。
内容説明
「がん対策」のエースがついに登場!?「個別化医療」の時代がやってきた―。遺伝子パネル検査、免疫チェックポイント阻害剤、分子標的薬、AIの活用…。大きく進展している最先端情報を網羅。がん医療の現状と、その未来がよくわかる1冊。
目次
第1章 ここまで進化した!「がんゲノム医療」(ゲノムとは?遺伝子とは?;個人特定の切り札「DNA鑑定」とは? ほか)
第2章 そもそも「がん」の正体って何?(悪性腫瘍と良性腫瘍の違い;「がん」と「癌」の違い ほか)
第3章 「そうなる前の」がん予防(死亡リスクを下げるがん検診;検診で予防可能な「五大がん」 ほか)
第4章 がんの予防と対策に有効な食事と運動、生活習慣(がんを防ぐための「新12か条」;禁煙なくして予防なし、受動喫煙も要注意! ほか)
第5章 ここまで来た!「がんの最新治療」(大きな期待が寄せられる「免疫チェックポイント阻害剤」;新たながん免疫療法の登場、CAR‐T細胞療法 ほか)
著者等紹介
小林直哉[コバヤシナオヤ]
岡山西大寺病院理事長。病気の根本を細胞レベルから考える、細胞生物学に基づいた実践医学を提唱している臨床医。1987年、岡山大学医学部卒業。1992年、岡山大学大学院医学研究科修了(医学博士)。現・岡山大学医学部臨床教授。岡山大学医学部外科学第一講座を経て、米国ネブラスカ州立医療センターにて臓器移植や再生医療に従事。分裂の停止した成熟細胞を増殖させるという不死化の研究に取り組み(2000年に『Science』、2014年には『Nature Biotechnology』へ発表)、その後、臨床では大腸がんを増やす元であるがん幹細胞の分離培養に成功。異常な分裂を続けるがん細胞の増殖をいかに制御させるかという研究に従事した。再生医療からがん研究までの実績を、地域で生きる患者さんへ還元することで地域医療の充実を目指し、旧態依然とした地域医療の世界に新風を吹き込んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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