出版社内容情報
著者は岩手県盛岡市で眼科を開業する医師。
先祖代々の墓がある菩提寺で、住職の座をめぐる後継者争いが起きます。
その渦中、93歳の生涯を閉じた母親の葬儀を
寺の本堂で執り行いたい旨を申し入れたところ、
本堂での葬儀を拒絶されてしまいます。
これがきっかけとなり著者は、
お寺と門徒の関係、宗教のあるべき姿、
住職の資質などを考えるようになりました。
本書では、著者が経験したことを通じて考察することになった、
寺院の近代化や門徒の権利といった問題について述べています。
解説:長谷川正浩(全日本仏教会法律顧問・弁護士・僧侶)
【目次】
第1章.私が寺の内紛と関わるようになった理由
第2章.住職後継者をめぐる争いは、なぜ起きたのか
第3章.今この時代において、信仰とはどうあるべきなのか
第4章.世襲制がもたらしかねない、資質なき住職の誕生
第5章.現代の寺院にとって、門徒の権利はどうあるべきなのか
内容説明
信頼される「住職」とは?門徒の心の拠りどころとしての「お寺」とは?1000軒を超える檀家を巻き込んだ騒動の果てに、医師である著者が迷い込んだ現代寺院の袋小路。
目次
第1章 私が寺の内紛と関わるようになった理由
第2章 住職後継者をめぐる争いは、なぜ起きたのか
第3章 今この時代において、信仰とはどうあるべきなのか
第4章 世襲制がもたらしかねない、資質なき住職の誕生
第5章 現代の寺院にとって、門徒の権利はどうあるべきなのか
特別寄稿「候補衆徒吉田明様との思い出」(白崎英旦)
著者等紹介
小笠原孝祐[オガサワラコウスケ]
1951年、岩手県盛岡市に生まれる。岩手医科大学医学部卒業後、同大大学院修了、医学博士取得。米国バージニア医科大学留学、同大客員助教授などを経て、岩手医科大学眼科学講座講師、岩手県立中央病院眼科長などを歴任、1993年、盛岡市高松で小笠原眼科クリニックを開業する。岩手県眼科医会議長など役職多数。現在、菩提寺で起きた住職後継争いに対し、門徒有志とともに「本誓寺を正常化する門徒の会」を結成、裁判闘争も辞さず、その正常化を求め活動している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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