出版社内容情報
本書の著者は甲状腺専門外来のクリニックの院長として、
年間約2万人の甲状腺の病気の患者さんを診ています。
甲状腺の病気は体に現れる症状との因果関係がわかりにくいこともあり、
適切な治療を受けていない方が少なくありません。
甲状腺の病気は、適切な検査をもとに的確な診断を受けて、
しっかりと治療すれば改善します。
ただし、改善のためには患者さん自身が病気や治療について、
ある程度理解していることが大きなポイントです。
甲状腺の病気の治療期間は長く、患者さん本人の自覚や
服薬管理・健康管理がとても大切なためです。
本書では、甲状腺の病気に悩む人が、
適切な治療を受けて症状を改善させるために
知っておいてほしい知識について解説します。
主な症例を紹介しながら、検査法・診断法、
そして最新の治療法を解説していくとともに、
病気と付き合い方、日常生活のアドバイス、
また妊娠との関連についても述べていきます。
甲状腺の病気についてより理解を深めるために
ぜひ本書を参考にしてください。
内容説明
年間20,000人を診察する甲状腺疾患専門外来のドクターが、病気の原因・特徴、最新の検査・治療法から日常生活のアドバイスまで徹底解説。
目次
序章 なかなか気づかない甲状腺の病気(甲状腺の病気にかかる女性はとても多い;その症状、もしかして甲状腺の異常かもしれません ほか)
第1章 知っておきたい甲状腺の働きと病気(「甲状腺」は小さな臓器;甲状腺は「甲状腺ホルモン」を分泌(産生・貯蔵・放出)する ほか)
第2章 甲状腺の病気でおこなわれる検査と治療(最初は「問診」と「触診」から;いくつもの検査を含んでいる「血液検査」 ほか)
第3章 症例で知る甲状腺の主な病気(甲状腺機能亢進症「バセドウ病」;甲状腺機能低下症「橋本病」 ほか)
第4章 日常生活のアドバイス(治療も検査も継続が大切;食生活とヨードの摂取 ほか)
著者等紹介
山内泰介[ヤマウチタイスケ]
医療法人山内クリニック理事長。伊藤病院非常勤。日本甲状腺学会専門医、内分泌外科専門医。愛媛大学医学部卒業。第2外科入局。同大学院卒業、博士号取得。平成元年野口病院(大分県別府市)、平成4年東京女子医科大学内分泌外科、伊藤病院(東京都渋谷区)で、内科・外科を問わず甲状腺の総合診療にあたる。平成6年山内クリニックを埼玉県川口市に開設。一般診療・福祉、労働衛生・労務管理の分野及び甲状腺診療に従事。平成24年山内クリニックを甲状腺専門外来として埼玉県さいたま市(大宮)に移転。甲状腺診療の医療水準を上げるため、甲状腺疾患専門診療に専念する。埼玉医科大学総合医療センター内分泌・糖尿病内科客員准教授を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。