部下の「やる気」を引き出す心の三大栄養素―組織リーダーに求められるカウンセリング・マインドとは何か?

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  • サイズ B6判/ページ数 190p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784774515014
  • NDC分類 336.3
  • Cコード C0011

出版社内容情報

◆はじめに

プロローグ「やる気がある・ない」では、これだけ違う
●やる気がないと、「できない症候群」に見舞われます
●やる気のない人は、素晴らしい出合いに気づけません
●やる気は態度→行動→習慣を変え、やがて運命を変えます
●自覚→気づき→自信→自立――。それが本当の「やる気教育」

第1章 デキる上司は、優れた心理学者である
●心の地図を知る1健全な地図「自分もOK、他人もOK」
●心の地図を知る2劣等感の地図「自分はNO、他人はOK」
●心の地図を知る3自己中心的な地図「自己はOK、他人はNO」
●心の地図を知る4絶望的な地図「自己もNO、他人もNO」
●存在を認められたい。人間は、この本能的な欲求を持っています
●私たちは、四種類のストロークを使い、そして受けています
●肯定的ストロークこそ、やる気や元気の源になるのです
●肯定的ストロークをもらえないと、否定的ストロークでも欲します
●肯定的ストロークなら何でもいい。この考えは失敗します
●豊かなストローク交換で、富めるものはさらに富み

第2章 部下のやる気の前に、上司のあなたはOKか?
●自分のこと、今起きていることには、なかなか気づきません
●コミュニケーションは重要だ。頭でなく、心で理解していますか?
●小さな成功の積み重ねが、さらなるやる気のもとになります
●相手の身にならず、自分のモノサシで測っていませんか?
●評価の前にねぎらう。部下に、肯定的対話で接していますか?
●部下の良いところが見えない。あなたは、その部下が好きですか?
●あなたはお世辞に弱いですか? それとも、強いですか?
●アラ探しではなく、「褒め探し」をしていますか?
●部下が自分の顔色を……。雰囲気づくりをしていますか?
●部下の意見調整に表われる、自分のタイプを知っていますか?
●人の悩みを受け止める心構えを、あなたは持っていますか?
●あなたはザ・ベスト、ユア・ベスト、どちらの結果主義ですか?
●自律神経の変化は、体ばかりか心にも影響を及ぼします
●心のなかの「理想の部下像」に、振り回されていませんか?
●自分は若い人の芽を摘まない。そう断言できますか?

第3章 やる気アップ。対話で「心の栄養」にアプローチ
●どんなときに、人はやる気になるのでしょうか?
●部下のやる気と心の健康のために、会話を「美味しいおかず」に
●対話は「体話」。部下は対話で、あなたの「ここ」に注目しています
●しかめっ面は精神汚染剤、笑顔は人間関係の潤滑剤になります
●「この世で最高のメロディーは、自分の名前を呼ばれたときだ」
●良いささやき、勇気づける言葉は心身を癒し、やる気を育てます
●愛情表現は技術。正しく伝える術を身につけましょう
●心を開いて聞くと、やる気のもと「認められた」と相手は感じます
●話を聞くときは相手の目を見て、「聞いている」メッセージを送ります
●感情の行き違いをなくすために、相手の言い分を反復しましょう
●言うべきことを過不足なく伝える、「アサーティブ」な行動を心がけます
●失敗はあえて目をつぶり、成功は微笑むことで認めてあげます
●最後はプラスの言葉で……。相手の心に前向きな感情を残します
●温かい呼吸で、言葉を温かく伝える。良い人間関係が築けます
●温かい触覚的言葉と、リアル・タッチを組み合わせます

第4章 自分でできる「やる気が出る心のヒント」
●自分が信じられるものを発見し、常に自分を育てる意識を持ちます
●自分の根っこ(本質)に気づき、「やる気の地図」を発見します
●「やる気症候群」に陥らず、やる気を人生に隷属させません
●一人二役の役割演技で、自分を見つめ直すのも大切です
●劣等感とは、勝手な思い込みです。本当の現実ではありません
●三つの感覚を使い、やる気で成功したイメージをつくります
●五月は危ない。ストレス指数から、ストレスの危険度をつかみます
●うまくストレスを解消する、三つの方法を実行してみましょう

第5章 自分でできる「やる気が出る体のヒント」
●体の緊張をほぐす。そのことで、脳の緊張をほぐします
●息を整えて気分を良くし、プラス思考の下地をつくります
●「息の仕方」とは「生き方」。安定を吸い込み、心配を吐き出します
●自分自身に対して、温かく、明るい声でささやきかけましょう
●関節を緩めて、意識を足の裏と丹田に向ければ、落ち着きます
●「幸福の体操」で、肉体から感情にアプローチしましょう
●文章を書く、汗をかく、恥をかく。三つの「かく」を実行します
●自分が死んだとき、どんな弔辞を読んでほしいと思いますか?
●朝食をきちんと食べ、しっかり体を動かしましょう

◆おわりに

◆COLUMN・心理学のことば
1人間の心の欲求で一番強いのは、自分の存在や価値を認められたいという、承認の欲求である。
2人生の成功も失敗も、幸福も不幸も、自己像によって決定される。
3愛の反対は憎しみではありません。無知、無関心です。
4言葉は地図であって、現地ではない。
5リフレーミングは、物事の見方、考え方をもっと柔軟に、創造的に変える心理技法。
6初頭に成功を確実なものにすることは、絶対条件である。
7過去と相手は、変えることができない。
8人は10人から褒められるよりも、1人から批判されたことを強く記憶する。
9三感四恩で人づくり、明日づくり。
10正しいことを言うときは、少し控えめにするほうがいい。
11目に見えない心を調えようとするより、まず目に見える身体を調え、息を調えると、自然に心が調えられる。
12家庭や職場の良きリーダーの第1条件は、「話す技能」よりも「信頼関係をつくる技能」。
13対話は体話なり。コミュニケーション能力は、人生の質を高める。
14人の心を動かしたかったら、自分の顔の筋肉を動かしなはれ。
15人間は口が1つで、耳が2つある。その意味は、「しゃべる倍だけ聞きなさい」ということ。
16面人類・線人類、そして人間関係の危機、点人類。
17子育ての三種の神器は、注視・賞賛・微笑みです。
18勇気は自信に先行し、経験が勇気をつくる。
19性格と環境(状況)の掛け算が、その人の行動となる。
201つ変われば成功、2つ変われば革命的、3つ変われば奇蹟だ。
21人間の脳は、現実の出来事と現実に近い鮮明なイメージを区別できない。
22苦悩を数えてはいけない。幸せなことを数えて、それに感謝するとき、人は幸せになれる。
23生命活動の源、息に気づきなさい。そして、呼吸を大切にして楽しみなさい。
24呼吸を変えれば、心が変わる。息は、心の状態を映す鏡である。
25希望は、最大の武器である。
26学習の3つの要素。それは聞く、見る、体験すること。
27自然に適った生活をすれば、人は何ものをも所有しなくとも、許されて生かされる。

内容説明

組織のなかで人と人をつなぐシステム、コミュニケーション。そのコミユニケーションを円滑にする「三大栄養素」が視覚、聴覚、触覚です。部下をもつあなたと共に、その最善の処方を考えます。

目次

プロローグ 「やる気がある・ない」では、これだけ違う
第1章 デキる上司は、優れた心理学者である
第2章 部下のやる気の前に、上司のあなたはOKか?
第3章 やる気アップ。対話で「心の栄養」にアプローチ
第4章 自分でできる「やる気が出る心のヒント」
第5章 自分でできる「やる気が出る体のヒント」

著者等紹介

竹内令優[タケウチレイユウ]
名古屋心理センター所長。臨床発達心理士、シニア産業カウンセラー。1951年、熊本県天草市に生まれる。明星大学人文学部心理教育学科卒業、同大学院教育学修士課程修了(臨床発達心理学)。産業カウンセラー・心理カウンセラー歴40年(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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ルル

4
《性格改善、という抽象的改善》はありえない。→その通りで、気づかず使っています。つまり考えて発言していない、とういことですよね。反省です。2015/07/01

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