ホンネで話そう!糖尿病のABC―医者にかかる前に知っておきたい、これだけのこと

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  • サイズ B6判/ページ数 219p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784774514024
  • NDC分類 493.12
  • Cコード C0047

出版社内容情報

本書をお読みいただく前に

●まえがき

序 章 糖尿病をめぐる今〈2013年〉
これだけは知っておいてほしい〈1〉
糖尿病治療の第一義は「食事と運動」。ただし、「薬剤」で補うことを見くびるな! 
内分泌代謝科・糖尿病専門医としての提言。より良い血糖コントロールを目指すなら
DPP-4阻害薬・ビグアナイド薬。新旧すごい薬がある!
「メタボ健診」の結果を生かせる人、生かせない人 
これだけは知っておいてほしい〈2〉
J-DOITという大規模臨床試験が証明していること 
ヘモグロビン・エーワンシー(HbA1c)の表示変更はリーダーたちのあっぱれ
これから糖尿病を学ぶ医療人やそのさらなる知識を求める人々への道標 
◆コラム1◆インスリン分泌に見る生体の巧妙さ

第1章 糖尿病とわかったら、まずしっかりと向き合おう
糖尿病は放っておくと合併症を招く怖い病気
メタボ健診を、糖尿病と向き合うきっかけに
◆コラム2◆患者さんは、どんなふうに糖尿病に気づいたのか
大切なのは「知る」「変える」「続ける」
第一歩は病気や治療法を正しく「知ること」 
病気を悪化させる生活を「変えること」 
治療をコツコツと「続けること」 
病気に向き合う勇気をもとう

第2章 知っているようで知らない糖尿病の基礎知識
糖尿病には「誤解」がいっぱい
血液中の糖分が多くなってしまうのが「糖尿病」
「糖」は、人が生きていくための基本エネルギー
糖尿病の患者さんの血糖値は、健康な人とどう違うか
違い1:食後になかなか下がらず、上昇し続ける 
違い2:空腹時でも血糖が高い 
違い3:肥満、運動不足でインスリン抵抗性が生じる 
糖尿病は何が引き金になって起こるのか
1.家族に糖尿病の人がいるか(遺伝による影響) 
2.どのぐらい太っているか(肥満による影響) 
3.どういう食生活を送ってきたか(食事による影響) 
4.どの程度の運動をしているか(運動不足による影響) 
5.年はいくつか(加齢による影響) 

第3章 糖尿病の本当の怖さは、放っておいて起きる合併症
早期の治療で合併症を防ぐ
◆コラム3◆三多一少……糖尿病の急性合併症状
糖尿病が進むと、なぜ合併症があらわれるのか
糖尿病に特有な三大合併症――細小血管症(し・め・じ)
「し」……神経の合併症 
「め」……眼の合併症 
「じ」……腎臓の合併症 
三大合併症の「ポイント・オブ・ノーリターン」
糖尿病に起因する動脈硬化からの合併症――大血管症
◆コラム4◆メタボの意味、知っていますか?
そのほかにもある合併症
「糖尿病は万病のもと」といわれる理由

第4章 付き合わざるを得ないなら、上手に付き合おう
糖尿病との付き合い方
合併症を起こさないための血糖コントロール 
糖尿病の治療法は三つ 
糖尿病治療の基本――食事療法
食事療法のポイント 
「カーボカウント」とは何か 
糖尿病治療の基本――運動療法
◆コラム5◆楽しみながらの血糖値チェック――自己血糖測定(SMBG)
運動強度はどの程度がよいか 
運動量はどのくらいがよいか 
どんな運動をいつするのが効果的か 
減量・肥満解消のための運動 
運動療法に必要な注意 
◆コラム6◆運動療法を長続きさせるコツ
賢く使って糖尿病治療に役立てる――薬物療法
糖尿病の薬の種類 
◆コラム7◆ビグアナイド薬はエラい!
インスリン療法は怖くない
どんなケースでインスリン療法を開始するか 
低血糖に注意! 
低血糖にはサインがある 
◆コラム8◆薬物療法Q&A
コツをつかめば糖尿病ライフも快適に

第5章 薬物療法を必要悪のように考えるのは昔の話
インスリン療法を開始するにあたって
インスリン製剤の種類と特徴
インスリン療法は、まずどのように導入されるか
インスリン療法導入時の基本パターン 
最近注目の用法――MOT、そしてMIX50・3回法 
飲み薬と併用して血糖をコントロール――BOT(持効型インスリン1回療法) 
インスリン強化療法――超速効型3回+持効型1~2回 
ポンプを使ってインスリンを注入――CSII(持続皮下ポンプ注入療法) 
新しい糖尿病治療薬の登場
DPP-4阻害薬 
自然に近い、絶妙のタイミングで血糖を下げるインクレチン関連薬 
◆コラム9◆DPP-4阻害薬+ビグアナイド薬で糖尿病の発症を遅らせる
「専門医の知識と技術」を利用しよう
「医療機関にいる人々」をもっと利用しよう
「医師との会話」をもっと利用しよう

付 章 糖尿病にまつわる検査のいろいろ
1.糖尿病かどうかを診断する検査
2.血糖コントロールの状態を知るための検査
3.糖尿病の原因を知るための検査
◆コラム11◆インスリン抵抗性を高める肥満に要注意
4.合併症の予防・早期発見のために行う検査
◆コラム11◆動脈硬化の予防のためにLH比をチェック!
5.合併症の進行具合を調べる検査

●…著者メッセージ

【著者紹介】
加藤寿夫(かとう・すみお)
医療法人社団康寿会加藤内科医院院長、医学博士。
1960年静岡市生まれ。69年より榛原郡吉田町で育つ。吉田町立中央小学校、静岡大学附属島田中学校、榛原高校出身。
85年藤田保健衛生大学卒業後、長坂顕雄内科(内分泌代謝内科)入局、同大大学院修了。
豪国アデレード大学病院(The Queen Elizabeth Hospital)留学、西尾市民病院(愛知県)・石心会狭山病院(埼玉県)内科医長を経て、97年4月に榛原郡吉田町で加藤内科医院を父 康二より継承、現在に至る。
総合内科専門医、内分泌代謝科専門医、糖尿病専門医、老年病専門医、リハ臨床認定医、健康スポーツ医、産業医。

内容説明

厳しい現実をしっかり受け留め、だからといって無理なことを目標にせず、糖尿病と上手につき合ってみませんか!?患者と向き合うことを使命に取り組む糖尿病専門医が、ホンネでそのコツを伝授します。

目次

序章 糖尿病をめぐる今(2013年)
第1章 糖尿病とわかったら、まずしっかりと向き合おう
第2章 知っているようで知らない糖尿病の基礎知識
第3章 糖尿病の本当の怖さは、放っておいて起きる合併症
第4章 付き合わざるを得ないなら、上手に付き合おう
第5章 薬物療法を必要悪のように考えるのは昔の話
付章 糖尿病にまつわる検査のいろいろ

著者等紹介

加藤寿夫[カトウスミオ]
医療法人社団康寿会加藤内科医院院長、医学博士。1960年静岡市生まれ。69年より榛原郡吉田町で育つ。吉田町立中央小学校、静岡大学附属島田中学校、榛原高校出身。85年藤田保健衛生大学卒業後、長坂顕雄内科(内分泌代謝内科)入局、同大大学院修了。豪国アデレード大学病院(The Queen Elizabeth Hospital)留学、西尾市民病院(愛知県)・石心会狭山病院(埼玉県)内科医長を経て、97年4月に榛原郡吉田町で加藤内科医院を父・康二より継承(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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