内容説明
著者の研究グループは、長年にわたる血液学の研究過程で、「知覚神経の刺激が体内のインスリン様成長因子‐1(IGF‐1)を増加させる」という事実を発見しました。IGF‐1は、成長だけでなく、治癒力や免疫力を高める、非常に重要な物質です。新陳代謝をも活発にさせるので、毛髪の健康だけでなく、肌の張りやみずみずしさの維持にも貢献します。本書は、IGF‐1を増やす方法として、食事のみならず、生活の中のさまざまな「良い刺激」を紹介します。
目次
第1章 なぜ、何をやっても生えてこなかったのか…―体の中から「育毛」を考えよう(「毛髪内科」で、根本的な薄毛治療を;「抜け毛の真犯人」は体内にいた!)
第2章 「知覚神経」への刺激で増えるIGF‐1とは何か?―生体の恒常性を支える、知られざるスーパーマンの素顔(なぜ血液学の研究者が「毛髪内科」の提唱者になったか;IGF‐1を理解せずに「育毛」は語れない;育毛のスイッチは「知覚神経」にあった!;病気の予防・改善にもIGF‐1が重要)
第3章 これがIGF‐1を増やす「最強の育毛食」だ―唐辛子(カプサイシン)+豆腐(イソフラボン)の相乗効果(薄毛の人たちで、「唐辛子+豆腐」の育毛効果を確認;冷や奴、納豆、味噌汁に、唐辛子をひと振り;大豆イソフラボンだけが持つ特別な作用とは)
第4章 知覚神経を刺激する食品でフッサフサになる―毎日の食事でIGF‐1を増やし、若返る(和食こそ、世界一の育毛食;地中海料理、エスニック料理なども優秀な育毛食;嗜好品も適量摂取でIGF‐1を増やす)
第5章 IGF‐1を増やすための生活マニュアル―毛髪内科が教える、とっておき「育毛生活習慣」(長期にわたって飲み続ける薬は、慎重に選ぶ;生活の中の意外な「刺激」を大切に;「絶対、薄毛になる生活」とは?)
著者等紹介
岡嶋研二[オカジマケンジ]
1978年、熊本大学医学部卒業。1982年、同大学大学院医学研究科修了(医学博士)。1991年、ウィーン大学医学部へ留学(1年間)。その後、熊本大学大学院医学薬学研究部助教授を経て、2005年より、名古屋市立大学大学院医学研究科教授。研究領域は、血液学、ストレス学、抗加齢医学、血管生物学。15年にわたる血液学の研究過程で、知覚神経の刺激が体内のインスリン様成長因子‐1を増加させる事実を発見し、これを基に、「食品成分の育毛効果」の研究を開始(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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