内容説明
プロが明かす催眠術の理論と技法、そして実践現場に裏打ちされたテクニックを大公開。
目次
第1章 潜在意識との対話―催眠術の基礎知識25
第2章 催眠術師への道―催眠術の基本テクニック23
第3章 催眠術ショーの舞台裏―集団催眠の実践テクニック11
第4章 催眠術の極意―プロの成功テクニック9
第5章 セックスinトランス―催眠術の応用テクニック13
第6章 療法としての催眠誘導―催眠療法のエピソード7
著者等紹介
林貞年[ハヤシサダトシ]
催眠誘導研究所所長。1964年、香川県に生まれる。14歳で動脈圧迫催眠法を習得。28歳で東京に催眠誘導研究所を設立。テレビ朝日系『不思議どっとテレビこれマジ!?』に出演、催眠ダイエットに成功する
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
シュンスケ
6
他者催眠よりも自己催眠に興味があるのだけど、催眠状態についての知識を深めたくて読んだ。催眠術というのはする方とされる方の信頼関係の上で成り立つ。なので腕のいい催眠術師でも相手が最初から拒絶したら術はかからないらしい。一度眠って目覚めれば催眠は解かれる。いろいろ派閥があり、ミルトンエリクソン派は現代催眠と呼ばれ、日常会話の中に暗示を入れるらしい。勉強するよりも実践するほうが大事ということなので、誰か練習相手になってくれないかな。2018/03/18
Rrr
4
催眠術について基本的なことがざっと学べる本。催眠術とは心理学の一つで、いろんなテクニックがあることが分かった。以前テレビでやってた霊能者が霊を降ろすやつなんかもきっと催眠術の一種なんだろう。実際に練習しないと身につかないが、実践する相手がいない。たまに著者の変態性が滲む。2020/02/12
のりのりのり
4
催眠はとにかく実践してみないと使えるようにはならない。当たり前のこと。この本一冊で、取り合えずひととおりの催眠導入するまでの技術については十分すぎる内容である。いきなりすべてを実践しようとはせずこの本の中からまた、基本的な導入の流れを一つ二つに絞り五人くらいの相手に試せば一人、二人は催眠へ入れることが出来ると思う。現場で実践してきた催眠術師の現実的に使うことの出来る非常に実践的な本である。久しぶりに催眠を行おうと言う気になった。2017/09/16
さくらみかげ
4
人を思い通りに動かすような、都合のいい小手先のテクニックを得られることを期待して読んでみたら、良い意味で期待を裏切られた。 人間の無意識に働きかけて、信頼関係(=ラポール)を形成すること、そのための心構えが何よりも重要である。 本書はそのことを、手を変え品を変え言葉を変えて、繰り返し述べている。 返す返すも、催眠術は心理学の一部であり、それ以上でもそれ以下でもないのである。2013/09/01
shigoro
4
催眠術のかけ方として読むより、しくみとして読んだ。なんせかける機会が無さそうだしな。不安を事前に解消し、信用と環境を整えてから、うまく会話で誘導して、相手の掛かり具合をみながらリードしてかけていく。相手の様子を覗わず強引に掛けようとしても、掛かることは無さそうだね。2011/05/09