- ホーム
- > 和書
- > 社会
- > 社会問題
- > マスコミ・メディア問題
内容説明
近代出版史研究の画期。膨大な資料の収集、検証、そして批判。先行研究なき教科書肆の歴史を記述し、未開の「史」の研究手法を明らかにする。
目次
第1部 「社史」の方法および出版史料について(金港堂「社史」の方法について;近代出版史と社史 ほか)
第2部 出版史料としての公文書(明治前期教科書出版の実態とその位置;明治前期小学教科書の製作とその費用―『東京府地理教授本』を一例として)
第3部 明治出版史上の金港堂(明治検定期の教科書出版と金港堂の経営;明治検定教科書の供給網と金港堂―『小林家文書(布屋文庫)』の特約販売契約書 ほか)
第4部 雪冤長尾雨山―文部省図書審査官と教科書疑獄事件(運命の異動;教科書事件の大疑獄 ほか)
第5部 日中合弁事業の先駆、金港堂と商務印書館の合弁 一九〇三‐一九一四年(「金港堂の支那事業」;三井物産上海支店長山本条太郎 ほか)
著者等紹介
稲岡勝[イナオカマサル]
1943年、上海生まれ。早稲田大学政治学科および図書館短期大学別科卒業、1972年から東京都立図書館勤務。1999年から都留文科大学国文学科教授情報文化担当、専攻は明治の出版文化史。十年勤めて退職後は図書館、文書館、古書展に通い埋もれた出版者を手掘り中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 1件/全1件
感想・レビュー
-
- 和書
- しらゆきひめ