内容説明
「ハンセン病医療ひとすじ」に歩んだ著者の遺作。疾病は古くから戦争や民族の移動、移住、交易、文化の流行を通じて拡散した。特に戦争は貧困と疾病の蔓延をもたらしてきた。この歴史は今に続く。中断した遺作を二人の後進が書き継ぎ完結。
目次
1 古代、中世を中心に(疫学的状況;政策的状況;医学的状況;社会の状況)
2 近代、現代を中心に(公衆衛生政策としての隔離の始まり―1815年‐1910年頃;隔離政策の近代化とその変遷―1910年頃‐1925年頃まで;絶対隔離政策確立とその要因―1926年‐1945年;ハンセン病からの解放;プロミン以降のハンセン病政策)
著者等紹介
犀川一夫[サイカワカズオ]
1918年6月7日東京代々木生まれ。1944年東京慈恵会医科大学卒業。国立療養所長島愛生園勤務(1960年4月退職)。1960年琉球政府短期技術顧問(医療援助)。台湾麻瘋救済協会副医務部長兼台南皮膚科療養所長。1964年台湾麻瘋救済協会医務部長兼楽山療養所院長。1965年国連世界保健機構(WHO)西太平洋地域らい専門官(1970年12月退職)。1971年琉球政府立沖縄愛楽園長兼厚生局らい専門官。(財)沖縄ハンセン氏病予防協会理事
森修一[モリシュウイチ]
東京大学大学院総合文化研究科相関基礎科学系博士課程、学術博士、医学博士。国立感染症研究所ハンセン病研究センター感染制御部第7室室長
石井則久[イシイノリヒサ]
横浜市立大学医学部、医学博士。国立感染症研究所ハンセン病研究センターセンター長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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