出版社内容情報
一戸 彰晃[イチノヘ ショウコウ]
著・文・その他
内容説明
KBS・ハンギョレなど韓国メディアが著者を大きく報道。日韓の溝を仏教が埋める!現代の内山愚童(鎌田慧氏弁)、太宰治ゆかりの津軽の熱血和尚が追う仏教の戦争責任、第二弾。
目次
第1章 日本国家と曹洞宗の朝鮮侵略史その1(韓国併合まで;義士・安重根)
第2章 日本国家と曹洞宗の朝鮮侵略史その2(韓国併合;三・一独立万歳運動 ほか)
第3章 軍都羅南(羅南の建設;羅南の日本人社会 ほか)
第4章 咸鏡北道羅南面初瀬町南禅寺(南禅寺;南禅寺住職清野晴昌一家の逃避行)
第5章 曹洞宗のポストコロニアル(ソウル・東国大学訪問;植民地時代を記憶する群山 ほか)
著者等紹介
一戸彰晃[イチノヘショウコウ]
1949年生まれ。駒澤大学大学院修士課程英米文学専攻修了。青森県五所川原市金木町、曹洞宗雲祥寺住職。「狭山事件の再審を求める市民集会」実行委員。再生ロウソクで「人権・平和・環境」にとりくむNPO「燭光」理事長。東アジア仏教運動史研究会会員。「東国寺を支援する会」代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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疑い深い、やくみつるさんも納得。
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イデオロジカルな偏向はいくらかあるものの、全体的には勉強になる。 確かに一方では著者の姿勢に共感を感じるもののある。たとえば、いかに曹洞宗の僧侶たちが卑俗な目的のために行動したかという事実だ。 けれども、やはり大筋では間違っていなかったんだという気持ちが、かえって強くなった。なぜなら、朝鮮の人々こそ拙劣であり、それを唱導するのが聖者の務めだからだ。また、宗派上の理解には問題がない。つまり、真実性が非常に強いということだ。以上の事から、やはり曹洞宗の宗教としての強さや正しさが示されたというのが結果だろう。 2014/12/26