ハンセン病文学全集〈第4巻〉記録・随筆

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ハンセン病文学全集〈第4巻〉記録・随筆

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  • サイズ A5判/ページ数 786p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784774403939
  • NDC分類 918.6
  • Cコード C0391

内容説明

本全集は、ハンセン病歴のある作家の手による文学作品を集めたものである。収録した作品は一九二〇年から二〇〇〇年までに刊行された、私家版を含むおよそ千冊の単行本の中から選んだ。

目次

記録1(地面の底がぬけたんです(藤本とし)
一握の藁を求めつつ(島田尺草)
「櫟の花」巻末記(島田尺草) ほか)
記録2(あとがき―自伝ふうに(古川時夫)
黴(崔南龍)
永い道(安述蓮) ほか)
随筆(嘘(高屋緑樹)
別れ道(下河辺譲)
流れの中より(水川圭子) ほか)

出版社内容情報

ハンセン病療養所の歴史の貴重な<証言>として残る膨大な文章を「記録1」「記録2」「随筆」の3章に分けて編集。藤本とし「地面の底がぬけたんです」を筆頭に、明石海人、北條民雄、崔南龍、香山末子、津田せつ子、金夏日、島比呂志ら、計48人、131タイトルを収録。とくに女性、在日韓国・朝鮮人の作品を多く選んだ。鶴見俊輔編集委員による書き下ろし解説を付す。

【記録1】
藤本とし「地面の底がぬけたんです」/島田尺草「一握の藁を求めつつ」/「『檪の花』巻末記」/明石海人「明石病院時代の手記」「明石病院時代の日記」/北條民雄「重病室日記」「続重病室日記」ほか

【記録2】
古川時夫「あとがき」/崔南龍「黴」/安述蓮「永い道」/林乙龍「不自由寮」/具南順「一人の女」/権裕有「若い人」/朴学信「遠い記憶」/金玉先「収容所で」/李成城「韓国人と蔑まれて」/厳ニ峯「強制収用」/張徳順「正子の死」/卞春子「二十三歳」/姜裕賛「ぼくの収支簿から」/川野順「母国訪問記」/吉田美枝子「蓮井三佐男のこと」ほか

【随筆】
川野順「渦の中に」/旗順子「十九歳」/長沢志津夫「退園の日に」/福家孝志「正男ちゃんと僕」/重見一雄「遍路」/飯倉峰次「いばら」/水田広「奉仕作業」/宮島俊夫「金看板」/千葉修「長島八景」/和公梵字「声」/香山末子「入園した頃の思い出」「大好きな先生」/光岡芳枝「病室点描」/高杉美智子「杖の探検」「安らぎを得て」/津田せつ子「紅いけし」「兄と北條さんと」「縁」/明石海人「粉河寺」/北條民雄「癩院記録」「猫料理」/甲斐八郎「父の遺産」/政石蒙「寮父の手帖」/

私の眼にふれたかぎり、患者の随筆と評論には、同時代の日本の論壇とちがって、自分の背負わされた問題と取り組みつづける一貫した姿勢がある。この故に同時代の日本の総合雑誌にはない世界にこの人たちの文章は生きている。国家から閉じこめられたために、かえって人間の問題と取り組んでいる。
隔離のつづく時代の中にあって、ワーク・キャンプの学生たちは、閉じこめられている人たちとともに動くことをとおして、彼等もまた人間として生きる機会を与えられた。そのことは私にとってもひとつの恵みだった。(解説より抜粋)