出版社内容情報
日本植民地教育史研究会運営委員会[ニホンショクミンチキョウイクシケンキュウカイウンエイイインカイ]
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内容説明
本年報は、日本植民地教育史研究会が共催および主催したシンポジウムと研究集会の成果を中心にまとめたものである。
目次
特集1 植民地教育の検証―中国・韓国・沖縄の研究視座から(皇民化教育・同化教育と奴化教育―日本植民地教育の性格を反映する概念の異同に対する比較;付論 奴化教育とその日本語翻訳について ほか)
特集2 「大東亜共栄圏」と教育―日本教育学と植民地支配下の現実(「大東亜共栄圏」と日本教育学(序説)―教育学は植民地支配にいかに加担したのか
占領下の蒙疆の教育 ほか)
論文(近代中日教育関係の変遷;韓国「日本強占期」社会教育史研究序説 ほか)
研究動向―方法論の広場(元兵士たちの罪責分析から私たちは何を認識すべきなのか―野田正彰『戦争と罪責』が提起するもの;中国地方教育史志における植民地教育史研究)
書評(“体験”と歴史―林景明著『日本統治下台湾の「皇民化」教育』を読んで;比較という方法について―王智新著『近代中日教育思想の比較研究』を読む)