出版社内容情報
――しーちゃん、あんな、ひとりぼっちと思ったらあかんよ。人は繋がってると思う。太いひもか、細いひもの違いだけや。細いのがいつ太くなるか、わからへん。うちとしーちゃんみたいにな。
小学4年生のしずりは、山間の稲穂村にくらしています。4月になって、しずりの心は浮きたっています。だって、ひと月前から村にバスがくるようになったのですから。バスは、しずりの知らない世界からステキな女の子を連れてきました。彼女の名前はメイさん。彼女は、村に知り合いのない旅のお方でした。ふたりは、すぐに仲良くなるのですが……。
内容説明
「しーちゃんと友だちになれてほんにうれしい」子どもも大人も楽しめる、知らない世界からやってきたふしぎさんとあたしのお話。
著者等紹介
中川なをみ[ナカガワナオミ]
山梨県生まれ。『水底の棺』(くもん出版)で日本児童文学者協会賞受賞。日本児童文学者協会会員
大野八生[オオノヤヨイ]
千葉県生まれ。造園家、イラストレーター。子どものころから、園芸好きの祖父とともに植物に親しむ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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