出版社内容情報
「タネがあってしるの多いトマトは果物だ」「畑で育て料理してから食べるから野菜だ」はっきりさせるため裁判が開かれ、判決は出たけれど……。ほんとうに野菜でいいのかな?
内容説明
野菜?果物?どっちなの?はっきりさせるため裁判が開かれ…。
著者等紹介
キムファン[キムファン]
1960年京都市生まれ。自然科学分野の絵本や読み物を多く手がける。『サクラ―日本から韓国へ渡ったゾウたちの物語』(Gakken)が、第1回子どものための感動ノンフィクション大賞最優秀作品。紙芝居『カヤネズミのおかあさん』(童心社)で、第54回五山賞受賞。韓国でCJ絵本賞を受賞した『すばこ』(ほるぷ出版)が、第63回青少年読書感想文全国コンクール課題図書に。『ひとがつくったどうぶつの道』(ほるぷ出版)で、韓国出版文化賞を受賞するなど、日韓で著書多数
山本久美子[ヤマモトクミコ]
1965年群馬県生まれ。多摩美術大学グラフィックデザイン専攻卒業。ボローニャ国際絵本原画展2003、05入選。日本児童出版美術家連盟会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Aya Murakami
53
図書館本。 トマト裁判何ぞ?と思って読み進めたら野菜なのか果物なのかというまるでどこかの国の農水省vs経産省のような話でした。本書はアメリカの話で税金がらみの話でどこの国も同じなのですね。 トマトの花って蜜がないのか。ウチのミニトマトにもマルハナバチが来ているということですね。 マンドレイクの話も出てきましたがチョウセンニンジンもマンドレイク扱いされたとかされてないとか聞きました。西洋のバケモノにはアジア人けしかけたらいいのかも?2025/10/03
Cinejazz
20
トマトは野菜か果物か?…。外国から輸入する野菜には税金(関税)がかかり、果物には無税だった、130年ほど前のアメリで、裁判にまでなったトマトのお話し。…「種があって汁の多いトマトは、果物だ❢」「畑で育て料理してから食べるから、野菜だ❢」…。植物学的には果物、法律的には野菜となったトマト。野菜か果物か区別が曖昧なスイカやメロン、苺は日本では「果実的野菜」と呼んでるそうだが…。「野菜には科学と歴史がつまっている」シリ-ズの一冊。2025/10/08
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