鳥居きみ子―家族とフィールドワークを進めた人類学者

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鳥居きみ子―家族とフィールドワークを進めた人類学者

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  • サイズ 46判/ページ数 184p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784774333861
  • NDC分類 K289
  • Cコード C8095

出版社内容情報

鳥居きみ子の夫は、「知の巨人」ともいわれ、明治から昭和時代にかけて活躍した人類学者、鳥居龍蔵です。彼の生涯や研究業績を紹介した本はたくさんありますが、きみ子のことはこれまで紹介されたことがほとんどありません。じつは、「家族とともに調査・研究する」という形で、女性の活躍が厳しい時代を生き抜いた先駆的な研究者なのです。人類学のなかでも、昔から伝わる生活・風習・伝説・歌などを調べる民族学を切り開きました。その生涯をはじめて伝える一冊です。

内容説明

人類学者・鳥居きみ子をはじめて描いた人物伝。夫・龍蔵や家族とともに、まるで探検するようなフィールドワーク(野外調査)を進めた鳥居きみ子。人類学のなかでも、昔から伝わる生活・風習・伝説・歌などを調べる民族学を切り開きました。さまざまな困難に直面しながらも、龍蔵に対する大きな信頼と度胸のよさでつきすすんだきみ子。これまで紹介されることがなかった人物の生涯を描きます。

目次

第1章 自分の生きる道(男子だったら…;やりたいことは? ほか)
第2章 赤ちゃん連れの調査(こんなはずでは…;モンゴルへ ほか)
第3章 鳥居人類学研究所(周囲の人たち;子どもたち ほか)
第4章 戦禍の一家(北京・燕京大学;戦中、戦後の生活)

著者等紹介

竹内紘子[タケウチヒロコ]
1944年生まれ。徳島大学教育学部卒。県立・私立高校国語教師として勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やすらぎ

155
一歩踏み出せば何かが起こるかもしれない。その強い思いがなければ人生は全く違うものになっていただろう。我が道を進みたければ不安は多く必ず苦労するが、それを受け入れなければ道は拓けない。戦争という世の流れに振り回されながら、フィールドワークを家族とともに続けた女性研究者の記録は貴重である。書物からだけでなく現地の人と触れ合い、風土を感じ考察する。あらゆる組織から離れ立ち上げた鳥居人類学研究所は東アジアで歩みを止めなかった。本書は貴重な写真が収録され、読者も共に研究している体感があり、後世に残したい一冊である。2025/05/25

chiaki

30
2025年中学校課題図書。文化人類学者鳥居龍蔵の妻で、共に研究者として明治〜昭和を駆け抜けた鳥居きみ子の伝記。女性は家庭に入って家を守るのが良しとされた時代。やりたいことに専念し信念と使命を貫いたきみ子の生き方はまさに朝ドラ的。モンゴルや中国に赴き、現地民族にとけ込みながら彼らの風習や習慣、伝承などを採集するフィールドワークを進めた功績は、龍蔵始め家族の理解と協力なくして語れない。鳥居家の伝記かな。伝記は読むと心揺さぶられて影響を受けちゃうことが多いですが、これは描き方があんまりな気がします〰️。2025/05/27

なま

11
★3.8 明治〜昭和にかけて活躍した人類学者、鳥居龍蔵。本書は妻のきみ子が龍蔵と共に進めたフィールドワークと一生を描く。2025年第71回青少年読書感想文全国コンクール中学の部課題図書。なぜ今この本なのか?人類学者としての困難というよりは家族を抱えてのフィールドワークの大変さ、フランス語が出来て海外では認められた龍蔵の論文も学歴も無く大学の一講師だった龍蔵の国内での軋轢が描かれていたように感じる。日本の就職市場や女性のキャリアについては考えさせられたが、人類学者としての内容をもう少し深掘りして欲しかった。2025/04/18

都忘れ

9
読み友さんが読んでいて気になったので。1871年生まれの鳥居きみ子の伝記。女性は結婚して子を産んで夫を支え、という価値観の時代、人類学者である夫と共にモンゴルや中国に乳飲み子を抱え赴きフィールドワークを行う。現地の人々の中に入り暮らしぶりや昔話、伝承などを細やかに採集してゆく人類学の草分けのような存在。戦争や時代の制約に阻まれつつも果敢に現地に赴く、その裏にどれほどの苦労があったのか。。中学生向けということもあって平明な文章でわりとするすると読めたが、その分少し物足りなさもあり。2025/05/09

Aina

9
青少年読書感想文全国コンクール課題図書、中学の部。伝記。民族学を切り開いた日本人女性、鳥居きみ子の生涯を描いた。自立心が強く、家庭に収まることなく、自分の生きる道をしっかりと歩んできたことは素晴らしい。が、行き当たりばったりなところも感じられた。もっと民族学や人類学の深み、重要な学問であることを知りたかった。民族学を研究対象にした動機がよく分からなかった。女性が家庭と仕事を両立することが求められるこの時代に課題図書として読ませようということなのか。どちらかといえば、夫の龍蔵の伝記物語にも読めた。2025/05/04

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