感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
chiaki
38
光秀の子孫明智憲三郎氏の説を元に、忍び・涼音から見た本能寺の変を描く。本能寺の変にて光秀が謀反を起こしたその訳には諸説あるのだそう。光秀の怨恨説、野望説(今までこれだと思ってましたが、光秀の人柄的にこれは1番違うと感じました!)、朝廷やイエズス会、秀吉による黒幕説等々。光秀の死にも様々な説があるらしく、私は影武者説をとるこの描き方が好きだった。光秀の後妻となった淑子との思わぬつながりもまたドラマチック。戦国時代苦手な私には十分すぎる面白さ!忍びの存在が歴史を動かす大きな役割を果たしていたことが興味深い!2021/06/29
マツユキ
16
児童書で本能寺の変。明智光秀の屋敷に仕える涼音は、幼い頃、孤児となり、忍びとして育てられた。ある日、幼馴染の風斗が現れ…。光秀夫妻に、子供たち、孫娘と、愛情溢れる人たちで、涼音も含めて、無事でいてと思いながら読んでいました。同時に、若き忍、風斗が魅力的で、これからもどう動いていくのか、気になります。2023/06/09
豆電球
5
忍びの目から見る本能寺の変。盛り込まれているエピソードが明智光秀豆知識として押さえておきたいものが多く、ファンタジー色が少し強めではありますが、歴史小説入門編としても歴史好きな子ども向けとしても活用出来そうです。子どもが追える程度の枝葉も準備されていて、読書の楽しさを存分に味わえる本だと思います。伊賀の忍びがメインの本は数冊読んでいますが、個人的には得意分野とは言えず。必ずと言っていいほど出てくる柘植一族は覚えておいた方がいいのかな。インプットしておこう。2021/05/14
HNYYS
5
図書館本。大河の明智も面白く描かれているが、この話も明智・織田・徳川等の天下に対する考え方が明確で分かりやすかった。武将に仕えた忍びがメインではあるけれど、武将たちに持っていかれた感じはありました。2020/05/29
KIYO
3
【図書館】明智家に仕える忍びの女の子のお話。フィクションでしょうが、本能寺の新説的なお話でもあります。伝わってくるものもあって良かったです。くもん出版、なかなか好きです。2020/07/18
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