次元を超えた探しもの―アルビーのバナナ量子論

個数:

次元を超えた探しもの―アルビーのバナナ量子論

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2025年06月06日 01時05分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 263p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784774326955
  • NDC分類 K933
  • Cコード C8097

内容説明

この地球にそっくりだが、細かい点が異なっている世界“パラレルワールド”が無限にあるという。いくつかのパラレルワールドに行き、アルビー少年が見つけたものは―。自分とそっくり、でも性格がよくなさそうな悪アルビー、自分とそっくりなのに、女の子のアルバ、いっしょにいて楽しい理想の父さん、第二の月、太陽系の九つめの惑星…。でも、アルビーがほんとうに探しもとめていたものは、それじゃないんだ。

著者等紹介

エッジ,クリストファー[エッジ,クリストファー] [Edge,Christopher]
イギリスのマンチェスターで生まれ育つ。歴史ミステリーを描いた“Penny Dreadful”シリーズのほか、物語の書き方を指南する“How To Write Your Best Story Ever!”、スリラーものやアクションものなど作品は多岐にわたる。『次元を超えた探しもの―アルビーのバナナ量子論』は2017年カーネギー賞にノミネートされたほか、イギリス現地での賞に選ばれている

横山和江[ヨコヤマカズエ]
埼玉県生まれ。児童書の翻訳のほか、読み聞かせ活動などをおこなっている。「やまねこ翻訳クラブ」会員

ウチダヒロコ[ウチダヒロコ]
奈良女子大学理学部で生物学の基礎を身につけ、神戸大学臨海実験所で研究支援(テーマは藻類の光合成色素)に従事。多種多様な海の生き物と接する中で、サイエンスイラストに目覚める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

へくとぱすかる

54
暗黒物質にヒッグス粒子。セレスが惑星? 母を亡くした悲しみの中、「シュレーディンガーの猫」を実験する少年アルビー。意表をつきすぎる! 21世紀だからこそ読める児童文学。人がパラレルワールドに興味を持つのは、暗黙のうちに、より良い世界を期待しているからだろう。だが現実(?)は甘くない。バナナと量子論を使って、母のいる世界に行こうとするのに、ことごとく裏目に出る。しかしその旅程こそが、悲しみを乗り越える力になっていく。予定調和的に終わらないのが現代文学たるところ。最新の物理学がこんなに楽しい物語になるとは!2020/12/12

かもめ通信

26
亡き母を捜し求めてパラレルワールドを旅する少年アルビーの物語。やまねこ翻訳クラブの横山和江さんが翻訳を手がけられたSF冒険ファンタジーは、「できないとあきらめずに、まずは挑戦してみよう」という好奇心とやる気を後押しする良質の児童文学であると同時に、“喪失”の物語でもあり“発見”の物語でもある多重構造の味わい深い物語だった。2018/01/11

ぱせり

10
科学の扉を開き損ねたまま大人になってしまった私は、「物語の初っ端で、早くも挫折?」と焦っていたが、要はパラレル・ワールドだ! 理屈はあとからついてくる(かもしれない) パラレルワールドとの接触によって母親の死を受容していく少年の姿を見ながら、思う。私には苦手というイメージしかなかった科学の世界は、きっと私が考えているより遥かに美しい世界なのだろう。 2017/11/29

ひとみ

7
世界的な科学者だったママを二週間前にガンでなくしたアルビー。ママと同じ科学者のパパもおじいちゃんもアルビー自身もその事実を受け入れられない。しかしアルビーは図書室で読んだ本で量子物理学のことを知り、ママが生きてるパラレルワールドを目指して旅に出るのだった。ナントカの猫の話を使ったSFファンタジー。小学生が次元を超える装置をDIYする所がユニークな小説。こういう筋では全部夢ってことになりそうだな…という予測を裏切ってくれたことに安堵する。子をもつ大人が読むと終盤の展開に涙腺緩んでしまいますね…。2018/01/11

しろのあ

5
「死んだお母さんに会いたいなら、量子力学を使うといい」というお父さんの言葉に、少年アルビーはなんとバナナの放射線を使って、平行世界を行き来する装置を作ります。いろいろな可能性の世界を旅して成長しゆくアルビー。ラストは…ちょっと涙腺が緩みました。大切な人の死をどう受け止めるかという死生観の問題も含まれています。翻訳だけれど読みややすくて、深みもある教養エンタメです。小学校高学年~中学生くらいにおすすめです。2018/02/28

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/12408854
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品