君たちには話そう―かくされた戦争の歴史

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  • サイズ B6判/ページ数 127p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784774324074
  • NDC分類 K391
  • Cコード C8095

出版社内容情報

太平洋戦争中に秘密の研究をしていたといわれる、陸軍登戸研究所。大発見につながるとびらを開いたのは、高校生たちでした。太平洋戦争が始まる四年前に神奈川県川崎市につくられ、戦争が終わる直前には長野県の伊那谷に移転したという、陸軍の秘密の研究所。登戸研究所とよばれたそこで、なにがおこなわれていたのかを調べようとしたところ、資料は見つからず、付近をたずねまわっても、「名前だけは聞いたことがある」「なにをしていたのか知らない」と答える人ばかり。戦争の歴史から消されてしまっていたのです。
戦争が終わってから40年ほどが過ぎたころ、秘密の研究所に興味をもった高校生がいました。ほぼ同じ時期に、川崎と伊那谷の高校生たちが、地道に調べ始めたのです。研究所で働いていた人たちも見つかりはしたものの、戦争当時の命令を守り、口をかたく閉ざしつづけます。「研究所でのことは、墓場までもっていく」と。
ところが、「大人には話したくない」と言っていた彼らが、「君たちには話そう。知っておいてほしい。あのようなことを、くりかえさないためにも……」と口を開きはじめ、高校生に向かってぽつりぽつりと語りはじめました。

渡辺 賢二[ワタナベケンジ]
監修

いしい ゆみ[イシイユミ]
著・文・その他

内容説明

太平洋戦争が始まる四年前に神奈川県川崎市につくられ、戦争が終わる直前には長野県の伊那谷に移転したという、陸軍の秘密の研究所。そこは登戸研究所とよばれましたが、くわしく調べようとしたところ、資料は見つかりません。付近をたずねまわっても、「名前だけは聞いたことがある」「なにをしていたのか知らない」と答える人ばかり。研究所で働いていた人たちも見つかりはしたものの、戦争当時の命令を守り、口をかたく閉ざしつづけていたのですが…。「大人には話したくない」と言っていた彼らが、「君たちには話そう」と口を開き、高校生に向かってぽつりぽつりと語りはじめました。

目次

第1章 秘密の研究所
第2章 つかめはじめた手がかり
第3章 見つかった、すごい資料
第4章 表の戦争、裏の戦争
第5章 同じころに長野県で…
第6章 口を開きはじめた人たち
第7章 つながった川崎と伊那谷
おわりに 消された歴史を明かすわけ

著者等紹介

いしいゆみ[イシイユミ]
長野県生まれ。『無人島で、よりよい生活!』で第24回福島正実記念SF童話賞の大賞受賞。2007年に岩崎書店から刊行。日本児童文学者協会会員。創作集団プロミネンス会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ちゃま坊

13
児童書。昭和が終わり平成元年となった1989年、川崎市の法政二高と駒ヶ根市の赤穂高校の学生が偶然にも陸軍登戸研究所のことを調べ始めた。終戦時の証拠隠滅で資料はなく埋もれた歴史となるところを、生存者を訪ね歩いてだんだんわかってくる。化学兵器、細菌兵器、偽札、風船爆弾、電波兵器などの秘密の研究の数々。731部隊、陸軍中野学校、帝銀事件ともリンクしてくる。次の世代に語っておかなくてはならないあの戦争のこと。2022/02/04

びすけっと

11
2015年7月刊。お気に入りさんつながり。被爆なさった方々や戦地に赴いた方々が棺桶まで体験を持っていこうとするけれど、いざとなってやはり後世に伝えておきたいと思うのと同じ気持ちがこの登戸研究所にかかわった方々の思いだろうと思います。何かしら戦争に荷担したという苦い思いは生涯つきまとう。この史実の解明は20年ほど前に行われたことだけれど、自治体の平和学級が基になっていたり、高校の研究会だったりしているところもすばらしい。生活の糧とはいえ、少しでも心にとがめる仕事をしなくても済む世の中でありたい。2015/09/09

ひじり☆

8
高校生がここまで調べたとは素晴らしい。兵器というか兵士のために開発された水の濾過器が、現在のプールなどに使われているという事実。明治大学が資料館の目的の一つとした『科学はどのように活用されるべきなのか考えること』という意味が実感できる。2016/08/10

suiu

3
ちょうど昨日の地方紙に疎開先の伊那谷から新たに発見された当時の兵器と思われるものについての記事が載っていました。 ところで、何度も登場した立派すぎる動物慰霊碑に関しては謎のままなのでしょうか?2015/08/23

かば

0
その研究所で働いていた人も自分がかかわったこと以外なにも知らされず、ただ国のためと懸命に青春をささげているのだ。戦争という上からの命令がすべて支配している怖さを感じる。話せるまで40年かかったということだ。孫の世代には伝えておきたいという気持ちを私たちはしっかり受け止めなければならない。2020/11/03

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