はじまりのはな

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  • サイズ B4判/ページ数 30p/高さ 32cm
  • 商品コード 9784774323411
  • NDC分類 E
  • Cコード C8797

内容説明

わたりどりのローザはじぶんのほっぺたとおなじいろをした“ほっぺのはな”がだいすき。あきになりたびだつときがきても“ほっぺのはな”のたねをてばなさない。わたりのとちゅうかわにおちなかまとはぐれたローザはいぬのミールとかいぬしのアンナにたすけられた。みないっしょにふゆをすごしはるをまつ…。季節とともにめぐりくる出会いと別れの物語。

著者等紹介

ローゼン,マイケル・J.[ローゼン,マイケルJ.] [Rosen,Michael J.]
1954年米国オハイオ州生まれ。児童書を含む多数の著書があるほか、大人向けアンソロジーの編者としても知られる

ダノウスキ,ソーニャ[ダノウスキ,ソーニャ] [Danowski,Sonja]
ドイツ連邦イーザーローン生まれ、ベルリン在住。各国から活躍を期待される若手イラストレーター、アーティスト。8カ国語以上での出版が決まっている“EL PRINCIPIO”(作・Paula Carballeira、Kalandraka Editora)ほか、絵本の仕事も手がける。ボローニャ国際絵本原画展ほか、国際的なイラストコンペティション等での受賞・入選多数

蜂飼耳[ハチカイミミ]
1974年神奈川県生まれ。詩集に『いまにもうるおっていく陣地』(紫陽社/第5回中原中也賞)『食うものは食われる夜』(思潮社/第56回芸術選奨文部科学大臣新人賞)絵本に『うきわねこ』(絵・牧野千穂、ブロンズ新社/第59回産経児童出版文化賞ニッポン放送賞)『ゆきがふる』(絵・牧野千穂、ブロンズ新社)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

☆よいこ

83
若い渡り鳥のローズは、自分のほっぺと同じ色をした〈ほっぺのはな〉の種を持って飛ぶ。力尽きて川に落ちたところを、犬のミールが助けてくれた。ミールの飼い主のアンナとともに3人は冬をすごす。「なかなか じかんが たたない きがするときは たのしいことに むちゅうに なるのがいちばんだよ」春が来て、ローズの仲間が迎えにくる。春はうれしいけれど、別れは悲しい。「とおくにいても ともだちだよ」▽卒業や新しい門出を迎える人に贈りたい絵本。2019/01/30

nakanaka

81
秋の物悲しい空気感が伝わってくる絵本。独特な世界観できれいな絵が印象的でした。自分のほっぺと同じ色の花が大好きな渡り鳥・ローザがその種を持って越冬の旅に出ますが、仲間たちとはぐれ助けてくれた人間と犬と一緒に暮らし始めるという話。最終的に仲間と再会するわけですがその際の別れが切なかったです。2017/06/23

かりさ

76
わたり鳥のローザはじぶんのほっぺと同じ色をした赤い花が大好き。ほっぺのはなと名付けてその種をとても大切にします。季節はやがて渡り鳥たちの旅立ちの時を迎えます。ほっぺのはなの種を首から下げて飛び立つローザですが…。なんて美しい絵本。そしてローザの愛らしさ。ローザと出会ったいぬのミールと飼い主のアンナとの交流がとても素敵です。冬を過ごし春を待つローザ。ほっぺのはなの種は芽を出し花を咲かせて、また季節は巡ります。ローザはわたり鳥、でもここのお家にみんなと居たい。めぐりゆく季節、出会いと別れ…優しさ溢れるお話。2017/02/14

Hideto-S@仮想書店 月舟書房

76
季節の移り変わりと共に訪れる出逢いと旅立ちの物語。渡り鳥のローザは、自分の頬と同じ色をした花を〈ほっぺの花〉と呼び慈しんでいました。秋が来て旅立ちの時、ローザは花の種を草で編んだバッグに入れ、仲間と共に南に向かいますが……。自分の価値観を押し付けたりしない優しい距離感。ベルリン・アメリカ・日本を結んで創られた素敵な絵本です。厳しさとぬくもりを同時に感じる美しい絵。翻訳は『うきわねこ』を描いた蜂飼耳さん。原題〈The forever flowers〉。〈ほっぺの花〉はヘレボルス=クリスマスローズのようです。2014/12/13

Natsuki

65
渡り鳥の絵が美しい~うっとり♪(*´ω`*)モノトーンの中で渡り鳥ローザのほっぺと花の薔薇色が、文字通り物語に命を吹き込みます。めぐる季節に出会いと別れ。「さよなら きっと また あおう。」 原題『THE FOREVER FLOWERS』に対して、邦題『はじまりのはな』なんともにくい訳です蜂飼耳さん☆2015/08/22

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