パオズになったおひなさま

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  • サイズ A5判/ページ数 111p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784774322674
  • NDC分類 K913
  • Cコード C8093

出版社内容情報

戦争で引きはなされた二人の、友情のあかしとして交換したものは…

ひなまつりに、愛花の家ではおばあちゃんだけがつくれるごちそう、肉まんが食卓にのぼります。小学5年生のひなまつりに愛花は、「おばあちゃん、うちの家では、どうして、ひなまつりに肉まんを食べるの?」とたずねます。クラスのみんなから「そんなの、聞いたことない」と騒がれ、先生に「理由を聞いて、発表してください」といわれたからです。
「おばあちゃんの肉まんはね、ふつうの肉まんじゃないんだよ。パオズ。中国で、肉まんのことをパオズっていうの」
そう前おきして、おばあちゃんが話し始めたのは70年ほど前に中国の大連に住んでいたこと、中国人のリンちゃんと仲のよい友だちになったこと、順調に商売をしていたお父さんが憲兵につかまり家に戻ってきたときには心を砕かれていたこと、リンちゃんとの友情も引き裂かれたこと、夢破れ一家で日本にもどると決めたこと・・・・・・。
おばちゃんが話してくれた、海のむこうでの生活や出来事、戦争が原因で起こった悲しかったことやくやしかったことに驚く愛花。おばあちゃんがつくるパオズには、そんな出来事が詰まっているのでした。

【著者紹介】
愛媛県生まれ。一卵性の双子で、「佐和みずえ」は二人で共有するペンネーム。大学卒業後、劇画作者として執筆活動に入る。劇画の原作を書くかたわら、多くの少女小説や児童書を手がける。著書に『よみがえる二百年前のピアノ』(くもん出版)、『鷹匠は女子高生!』『走る動物病院』(ともに汐文社)、『草原の風の詩』(西村書店)などがある。

内容説明

「うちではどうして、ひな祭りに肉まんを食べるの?」「肉まんじゃないんだよ。パオズ。中国で肉まんをそういうの」と、おばあちゃんは語りはじめました。それは、今から70年ほど前に、おばあちゃんが中国の大連という町に住んでいたときの、想像もできないような話でした。

著者等紹介

宮尾和孝[ミヤオカズタカ]
1978年、東京都生まれ。イラストレーター。CDのジャケットイラスト、本のカバーイラストなどを数多く手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かおりんご

33
児童書。おもわずうるりとしてしまいました。愛花の家では、ひなまつりに肉まん(パオズ)を食べます。なぜ、パオズを食べるようになったのか。そこには、おばあちゃんが幼少期に育った、大連での思い出がつまっているのです。中学年くらいからなら十分に内容を理解できるはず。戦争を考えるのには、いい本でした。2016/01/24

杏子

20
読書感想文課題図書中学年向け。戦争を知らない世代に語り継がれる物語。身近なところで戦争を意識するいい機会だったかもしれない。よっちゃんのあげたおひなさまが、パオズになってよみがえり、いまおばあちゃんと愛花を結びつけてくれた。そんな気すらした。2015/05/21

サルビア

17
去年の課題図書でした。戦前、戦中と中国に渡った日本人が現地の人と仲良く接していたのに、戦争が激しくなるにつれ、関係がぎくしゃくしていく。そんな中で中国人の少女と日本人の少女が友達になる。でも、別れの時はきてしまい、日本から大事に持ってきたひな人形を手放す。それはパオズになった。2016/01/20

すんちゃん

16
戦争は、何の罪もない人々を苦しめ、仲良しだったよっちゃんとリンちゃんを引き裂いた。戦後70年…ひな祭りの日に食べるパオズ(小さな肉まん)だけが、2人の友情の証。そのパオズの味を、愛ちゃんに受け継いで欲しいな。2015/07/08

遠い日

14
祖母が孫娘に語る、戦時下の思い出。中国の大連で過ごした幸せな日々と、苦しみの日々。仲のよかった中国人の友だち、リンちゃんとおばあちゃんの明るく楽しい日々を戦争の影が蝕んでゆく。愛花の家でおひな祭りに作って食べるパオズつまつわる秘話。引き裂かれたかにみえた二人の友情を永遠に繋いだパオズの温かさが印象的。2015/07/16

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