出版社内容情報
海の向こうの島が火をふいた。すると、森のドングリたちがいっせいに集まり、歌いながら火の島をめざし歩き出した。冬を越え海を渡り
「ドーン!グラグラグラ」。海の向こうの島が、赤い火をふきました。それをみたトチノミたろうは、ドングリたちによびかけます。「ぼくらのたびをはじめよう!」と。すると、あっちの森からもこっちの森からも、数えきれないほどのドングリがあつまり、歌いながら進みはじめます。おそいかかるリスをはねのけ、雪山や砂の丘を越え、海を渡って、ついに、島にたどりついたとき、ドングリたちは…。
『新幹線のたび』のコマヤスカンの、渾身の新作! 何百ものドングリたちの、山あり谷ありの大冒険スペクタクル! その一心不乱な姿は、個性豊かでどこかユーモラス。見ているだけで、あっという間に時間がたってしまうほど、すみずみまで描きこまれています。誰の心にも、希望と勇気がそっと芽を出すようなラストから、あなたは何を感じるでしょうか?
【著者紹介】
1967年、三重県生まれ。10歳のときに観た映画「スターウォーズ」に感化され、SFやファンタジーのイラストを描きはじめる。34歳にして絵本作家になることを決意し、子どもの本の専門店メリーゴーランドの「絵本塾」で絵本作りを学ぶ。2008年、第30回講談社絵本新人賞を受賞した『あっぱれ! てるてる王子』で絵本作家デビュー。絵本作品に、『新幹線のたび‾はやぶさ・のぞみ・さくらで日本縦断‾』(第43回講談社出版文化賞絵本賞受賞)『決戦! どうぶつ関ヶ原』(以上いずれも講談社)、『びっくり ゆうえんち』(作・川北亮司/教育画劇)がある。
内容説明
うみのむこうのしまが、ひをふきました。ドングリたちは、いっせいにうたいだします。「あかいひをふく、あのしまへ、とうとうたびだつときがきた。さあ、いこう。うみをこえて。ドングリ、ドングラ、ドングリ、ドングラー」ドングリたちのながいながいたびがいま、はじまったのです。小さな体に勇気をつめて、前へ前へ。野をこえ山こえ、ドングリ目線の大冒険!『新幹線のたび』のコマヤスカンが描く、パノラマ冒険絵本。
著者等紹介
コマヤスカン[コマヤスカン]
1967年、三重県生まれ。34歳にして絵本作家になることを決意し、子どもの本の専門店メリーゴーランドの「絵本塾」で絵本作りを学ぶ。2008年、第30回講談社絵本新人賞を受賞した『あっぱれ!てるてる王子』で絵本作家デビュー。絵本作品に、『新幹線のたび―はやぶさ・のぞみ・さくらで日本縦断』(第43回講談社出版文化賞絵本賞受賞、講談社)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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☆よいこ
Hideto-S@仮想書店 月舟書房
nakanaka
ゆみきーにゃ
たまきら