読書がたのしくなる世界の文学
恋の終わりは、いつも同じだけれど…。

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  • サイズ B6判/ページ数 157p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784774322551
  • NDC分類 K908
  • Cコード C8397

出版社内容情報

外国文学の名作を、日本の著名な作家・翻訳家の名訳で堪能しよう!

◎本巻のテーマは「恋」。                                                     ●近・現代の海外文学の代表的作家の作品を、「短篇作品」の中から精選。「朝の十分間読書」にも適応。
●作家ごとの編纂ではなく、各巻に「テーマ」を設けたアンソロジーである。さまざまな作家のバラエティに富んだ作品に、読者はふれることができる。アンデルセン、グリムといった童話作家から、ツルゲーネフ、モーパッサン、ディケンズといった、現在も読み継がれている大作家の作品までを収録。
●「ニッポンの文学」同様、テキストは、現代仮名遣い、現代送り仮名を採用。原文を損なわない範囲で、一部の漢字は仮名にあらためる。漢字にはすべて、ふりがなを付す。なにより、読みやすさを追求。
●本文に脚注をほどこし、各作品扉ウラに、簡略な作家解説を付す。巻末には、各巻のテーマと収録作品を見渡す鑑賞文と、発展読書のための作品ガイド等を収録する。これらは読書の負荷にならぬよう、できるだけ短いページで処理。主として作家に関する情報を、「月報」にあたる案内書「+PLUS(プラス)」に記す。
●テーマの設定、作品セレクト、および、鑑賞文等の執筆は、読書指導のベテランである現役教師・司書らの「編集委員」に担当していただく。現在の中学生の「読書力」と「興味」を十分見据えた内容である。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

マリリン

49
表題と違った視点で楽しめた。リルケの「駆落」は緻密な心情描写と詩的な美しい表現が好み。モーパッサンの「墓」は独特な視点が印象深く好き。川端康成の「片腕」を思い出した。アンデルセンの「小さな人魚姫」子供の頃の記憶では悲しい物語。今回は二度読みしたが、思いがけず深く考えさせられる作品。選択したものには光と影がある。陰に転じても、悲しみがあっても貫く芯の強さが美しく感じ心に余韻を残した。興味深かったのは作品の訳者と作者の経歴。簡潔で丁重かつわかりやすく書かれている。2022/07/17

空猫

24
図書館に無かったので各作品を青空文庫、他で全読破( ̄з ̄)『小さな人魚姫』お馴染みですね。『天才』閉塞した生活から逃げたい少女と[俺は本気だしてないだけ]青年の一コマ。『駆落』『あいびき』現実を見たら逃げ出すのはいつも男←この辺りは男と女の古典ドラマ。O・ヘンリのウィット満載『自動車を待たせて』。狂おしいほど貴女が愛しい…こんなにも愛し愛され幸せ…?『墓』。タイトルは「…いつも同じだけど」って全然同じじゃない‼編纂には疑問だがバラエティにあふれて面白いとも言えるかもですね。2017/10/18

かおりん

9
小さな人魚姫はいかにも文学という感じ。ラストは泡となって空へのぼっていく。オーヘンリーの自動車、チェーホフの天才、ツルゲーネフのあいびきなど、初めて読むものばかり。恋愛における見栄や虚勢、はじらいなど様々な感情が文章でうまく表現されている。2017/03/14

みどるん

7
人魚姫読んで、凪のあすからを思い出した。2015/02/08

yasuko

1
失恋をテーマにした短編がまとめられた本。ヤングアダルト向け。訳が古いのか、少し読みづいものが多かった。2020/09/26

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