ことばはともだち カアカアあひるとガアガアからす

宮下 すずか【作】/たなか あさこ【絵】

くもん出版（2014/03発売）

• サイズ A5判／ページ数 63p／高さ 21cm
• 商品コード 9784774322414
• NDC分類 K913
• Cコード C8093

出版社内容情報

あひるは「カアカア」、からすは「ガアガア」鳴けるようになりました。でも、友達を助けようとして…。

【著者紹介】
長野県安曇野市生まれ。明治大学卒業。学術書の出版社に勤務し、活字の不思議な世界を知る。「い、ち、も、く、さ、ん」で「第21回小さな童話大賞」大賞受賞（毎日新聞社、2004年）。『ひらがなだいぼうけん』（絵・みやざきひろかず、偕成社）で「第19回椋鳩十児童文学賞」受賞（2009年）。その他の作品に『あいうえおの せきがえ』（絵・いとうのぶや）『にげだした王さま』（絵・石川日向）『とまれ、とまれ、とまれ！』（絵・がみ、以上くもん出版）、『カタカナダイボウケン』『すうじだいぼうけん』（いずれも絵・みやざきひろかず、偕成社）がある。

内容説明

ある日、からすとあひるはなきごえをとりかえっこしました。「カアカア」なくあひると「ガアガア」なくからすは、みんなをおどろかせて、たのしくてたまりません。でも、ともだちをたすけようとしたとき、たいへんなことが…？小学校低学年から。

著者等紹介

宮下すずか［ミヤシタスズカ］
長野県安曇野市生まれ。明治大学卒業。学術書の出版社に勤務し、活字の不思議な世界を知る。「い、ち、も、く、さ、ん」で「第２１回小さな童話大賞」大賞受賞（毎日新聞社、２００４年）。『ひらがなだいぼうけん』（偕成社）で「第１９回椋鳩十児童文学賞」受賞（２００９年）

たなかあさこ［タナカアサコ］
デザイン事務所勤務を経て、２００３年よりフリーランスのイラストレーターとなる。子ども、保育者向けの書籍、教材、雑誌などのイラストレーション制作を中心に活動中（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[杏子]

西日本読書感想画指定図書低学年向け。「カアカア」からすと「ガアガア」あひるが鳴き声を交換、濁点のあるなしで変わってしまうことの楽しさ。よいと思う。

2015/05/26

[みとん]

図書の時間。まだ一人ですらすら読めない１年生(１人)に読み聞かせ。絵本は自分で読むか、保護者の読み聞かせにお任せしようと、毎回長めの物語を選択。『ルルとララ』シリーズが好きなので、ここ２回はそっちを読んでいたけれど、それしか興味ないっていうのも・・・と思い、今回はこれ。練習のときは読み聞かせも楽しいのですが、それ以降はやっぱり何か物足りない。１年生も『ルルとララ』ほどは引き付けられなかった様子。さて。次は『ルルとララ』にして、その次は『チュウチュウ通り』か『ぞくぞく村』とかにしようかな？

2016/05/17

[ここ]

学校図書☆7歳11ヶ月。一言メモ「ほー」

2021/07/08

[外野伽夜]

ガアガア鳴くあひるとカアカア鳴くからすが、お互いの鳴き声を交換してみた話。最終的に2羽が自己肯定感とアイデンティティーを獲得するのが好きでした。2羽共モノマネ芸人になれる腕前だ。

2015/08/23

[みとん]

低学年の2015年度読書感想文課題図書。遠くまで響くからすの鳴き声に憧れるあひると、楽しそうなアヒルの鳴き声に憧れるからすが、鳴き声を交換するお話。「カアカア」と「ガアガア」の違いは、濁点の有無。練習中の会話が面白かったけど、その後は言葉の響きは関係なくなって、なりきり鳴き声でひと騒動あり、最終的に自分の良さにも気づくお話。もっと言葉あそびがたくさんあるのかと思っていたのでガッカリ。それでも、他人をうらやましく思うだけでなく、変わろうとする努力をし、そして自分のよさも見つけられた２羽はとてもえらい。

2015/05/29