目次
序章 複眼的思考とは何か
第1章 科学に目覚めた少年時代
第2章 科学研究と複眼的視点
第3章 二〇世紀を振り返る
第4章 「調和の文明」を創造する
第5章 日本人の意識
第6章 学校教育を見直す
第7章 未来を担う子どもたちへ
著者等紹介
長倉三郎[ナガクラサブロウ]
1920年静岡県沼津市生まれ。1943年東京帝国大学理学部化学科卒業。1953年理学博士。同大助教授を経て、1959年同大物性研究所教授。1961年からは理化学研究所主任研究員兼務。その後、東京大学名誉教授、分子科学研究所長、岡崎国立共同研究機構長、総合研究大学院大学長、(財)神奈川科学技術アカデミー理事長などの要職を歴任。海外においても、国際純正・応用化学連合会長(1981‐83)などの要職を歴任。量子化学の分野において、分子の電子構造研究の第一人者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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カオルオ
2
長倉三郎氏とは、高名な化学者、理学博士。そうとは知らず、私の身近で起きた事案から「足るを知る」で検索し本書がヒットして読むに至りました。全体として教育に関する(一部厳しい)貴重な提言が多い。ただ、ここでの「教育」を終えてしまった私としては、今からでも自分と見交わせ精進したい。「複眼的思考」とは融合と調和?そういうところを頭の片隅に置くだけで様々な物の見え方が変わっくるようで不思議です。教育論、“知足”は基より、日本人の意識/東洋と西洋、「脳の鍛練」等々、学びとなり励まされる著述の多い良書だと思います。 2022/06/23
かっき〜v
0
とても含蓄のある著書でした。現在問われている社会の問題を考え直すよい機会を与えてくださいます。一見だけでは足りない価値があります。2013/01/12