内容説明
音楽がさんかな「ムジカの森」に引っこしてきた、ハムスターで医者のコツブ先生。ある日、アゲハ、テントウムシ、ヤンマ、ゾウムシ、カマキリが、コツブ先生をたずねてきました。もともとなかない虫たちが、「音楽をやりたい」といいます。音楽がすきで、体のことをよく知っているコツブ先生は、音を出すくふうを教えました。アゲハたちはおおよろこび。音楽隊をつくり、音楽会に出ることにしたのです。ところが森の音楽家、フクロウ、カエル、なく虫たちは、なかがよくありません。おなじ場所で音楽会をひらけば、食うか食われるかのおおさわぎになるのですから…。それなのに、虫の音楽会に出してもらえないアゲハたちの音楽隊“ムシ・ムジカ”は、カエルの音楽会に出場するといいます。さてさて、音楽会はいったい、どうなる?小学中学年から。
著者等紹介
さくらいともか[サクライトモカ]
大阪府生まれ。児童文学作家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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杏子
3
西日本読書感想画指定図書。低学年向け。いかにも絵に描くのに適した内容。2012/07/24
いよの缶詰め
2
診療所を始めたハムスターのコツブ。しかし患者が来ない。するとフクロウが現れて……。 音楽の好きな子には必見。読んで思ったのは、音楽に出来る出来ないは関係ない!2019/09/27
さき
1
おもしろかった。音の出せない虫が音楽をやるなんてすごいと思った。2016/01/22
NakaTaka
1
ハムスターのコツブは、お医者さん。音楽好きなので音楽の盛んな森に来て開業。ところが皆元気でヒマなので、音楽好きを活かして、森の音楽家たちの相談役に。食うか食われるか、その中でも音楽でつながる生き物たち。面白かった。2014/09/07
すずえり
0
音の出せない虫たちだって音楽は好き。ムジカの森にやってきた医者のコツブ先生のアドバイスで、アゲハやテントウムシたちも音楽会にでることに。 「音楽家として生まれたものだけしか音楽を奏でちゃいけないの?」というアゲハの言葉に共感するものがある。 低学年より。2013/05/17