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内容説明
何年に生まれ、何歳で死んだのか?やがて世界の陸地の五分の一にもなる、大きな国をつくれたのはなぜか?墓は、いったいどこにあるのか?考古学の方法で解きあかせ、チンギス・ハンの3つの大きなナゾ。
目次
第1章 少年時代のチンギス・ハン
第2章 強いリーダーとモンゴル帝国の誕生
第3章 モンゴル帝国の秘密
第4章 チンギス・ハンの伝説を追って
第5章 チンギス・ハンの墓はどこだ?
第6章 チンギス・ハンの生活にせまる
第7章 未来の考古学にたくす
著者等紹介
白石典之[シライシノリユキ]
新潟大学教授。1963年群馬県生まれ。筑波大学大学院歴史・人類学研究科博士課程単位取得退学。博士(文学)。モンゴル考古学の専門家。第1回「最優秀若手モンゴル学研究者」として、2003年にモンゴル国大統領表彰を受ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ジュースの素
8
チンギスハンについてはまだまだ謎がいっぱいた。いつ生まれていつ死んだのかも分かっていない。当時は文字もなく何も記述がないから。日本人の考古学者たちも墓を探す作業に携わっている。あの広くて草原の多い国を探索するのは大変だなぁ。2017/03/19
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
4
教育出版国語 5年生 【平成27年度教科書掲載本 令和2年度教科書掲載本】2015/06/19
A.Sakurai
4
チンギス・ハンの歴史的な話と,調査の話と,考古学の魅力の話,モンゴルのくらしの紹介に内容が分かれている.それぞれに非常におもしろい.ただし主題を4つは詰め過ぎなので散漫な印象はある.執筆スタイルは小学生高学年から中学生向けだが,内容は大人が読んでも問題なし.結局,まだ墓の在処はわからないそうだ.ただし住んでいた宮殿=大オルドの有力候補がほぼ特定.★著者は大学の専攻部門の後輩.研究者になっていたことは知っていたが,こんな研究してたのか!と驚いている.2014/01/25
NakaTaka
3
国語教科書の紹介図書。チンギス・ハンの研究をしている考古学者の著者が、子供たちに、モンゴルに興味を持ってもらうために書いた。未だ墓も生没年も謎のままのチンギス・ハン。話が年代順になっていないので、読みづらい部分もあるが、考古学者の研究方法やモンゴルの暮らしや文化等もわかる。勉強になった。2020/07/18
Fumitaka
2
児童向けだがテムジンが魚を食べていた話や気候変動の話、製鉄技術の重要性、ハンやハーンが当時はカンやカアンと発音されていた話など、白石先生の『モンゴル帝国誕生』でも書かれていた話はしっかり触れられている。お墓で殺すのが馬じゃなくラクダ(pp. 90-91)というのはたかしよいち先生の漫画と違う。そういえばジャムカもこの本では触れられていない。ひょっとして彼も神話上の人物なのだろうか。チンギスが「海」(p. 56)というのはマゴチの“This Blessed Land”でも書かれていたが日本語では初めて見た。2022/08/02
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